![]() | X『'』撲滅委員会 |
※タイトルと本編とはほぼ関係ありません。ただのクリスマス編小ネタ集です。 ※※ちなみに『X'mas』は正しくは『Xmas』です。『'』は要らないみたいです。 【志乃+紫】 …ミニスカサンタのコスチュームについて 「なあに、それ?真っ赤だね」 「バイト先のユニフォームの一部。赤は中に着るから大したことない(サンタコス隠蔽)」 「どんな格好なの?」 「そりゃクリスマスだから、サンタコ……(不味い、流されるとこだった!)」 「サンタコス?」 「あ……えーと、(それ以上、掘り下げてくれるな)」 「……辛いの?」 「……はっ?カライ?」 「だってサン・タコスってメキシコ料理屋さんの新しいメニュー何でしょ!?」 「…………(サンタ・コスとサン・タコスを見事に勘違いしてくれている……)」 「カライ料理苦手だから食べに行けないなあ((´ ω `))」 「……だ、大丈夫。今度辛くないの作ってあげるから」 「ありがとーう♪」 「………………(志乃ちゃんの時々のドデカイ勘違いは凄い威力だ、ふう。しかしこれでバイト先は死守された)」 【大海+聖+なの】 …『ミニスカ・サンタ狂想曲4』の後 「いらっしゃ……なんだ、北条か」 「なんだ、はないでしょ、僕お客さんだよ?」 「おかえりー、北条くん。ところでマフラーどこに落としてきたの?」 「紫サンに貸してきた」 「ああ、外は寒いだろうからな」 「それもあるけど、虫除けにね」 「虫? こんな真冬に、虫なんているの?」 「年がら年中発生するから困ってるよ。特にあんな格好してたら狙われやすいからね……」 「スカート短いから? 雪も降り出したし、センパイに悪いことしちゃったな……でもどうしてもミニスカの紫センパイを見たくって……」 「あれ、コス提案したのは吉野だったの?」 「採用したのは蒼お兄ちゃんだけどねー。ミニスカサンタな紫センパイ、可愛かったでしょ?」 「それはそうだけど、だから悪い虫が余計に寄ってくるんじゃん」 「??? 虫も寄ってくる位、紫センパイが魅力的ってこと?」 「北条……吉野、多分『悪い虫』の意味を理解してないぞ……」 「………………ハア。」 「何そのあからさまなため息!」 「下野も大変だね……」 「なんでそうなる!?」 「だから何なのよー!」 【かんな×浩輝+十和子(浩輝義母)】 …『来年の今日の予定』の後 「あの、そろそろ帰りますね」 「あらそうなの? お父さんとお母さんが帰って来るまでいていいのよ?」 「でも、遅くなりますし……」 「そうねえ。じゃあ浩輝さん、かんなちゃんを送って行ってあげたら?」 「そうします」 「で、かんなちゃんのお父さんとお母さんが帰って来るまで一緒に待っててあげなさいね」 「……え!?」 「だってお家にひとりっきりなんて、心配でしょう?」 「それはそうですけど……」 「けど、なあに?」 「……(嬉しいけど……むしろ二人っきりの方が心配なんです。俺の理性が保たない気がするから。……さっきもヤバかったし)……かんな、悪いことは言わないから、おじさんたちが帰って来るまで家にいろ」 「……いいの?」 「もちろん。ねえ十和子さん?」 「私も嬉しいわ。遠慮しないで」 「じゃあ、お言葉に甘えて」 「(……二人っきりになれなくてホッとするってのもな……複雑だ)」 【真雪+陽】 …本編『シアワセノカタチ』と『はじめまして、の再会』の間 「クリスマスの恋人はいかがっすか〜?」 「間に合ってます」 「……相変わらずつれねーな、真雪。じゃあメシ食いに行こうぜ、奢るから」 「おあいにく様。私今日遅番なの」 「…………見上げた勤労精神だな。今日はクリスマスだろ?」 「だから? 余所の国の聖人の誕生日なんて、聖人を祀らない家には関係ないわよ。今月はケーキも食べ飽きる位食べたし」 「………………あ、そ」 「それに今日も紫いないのよね、アルバイトしてるから。最近大海君に紫取られちゃったし、淋しいわ……」 「……………………(オレの恋敵って、実はハルじゃなくて紫なんじゃ……)」 「どうかしたの、小鳥遊君?」 「何でもねえ!」 ![]() |