カラオケ待ち合わせ 女装男子注意報! 

カラオケ待ち合わせ 女装男子注意報!

「…遅いぞなみ!何分遅れだt」
「あ!いま白廉反応遅れた!ちょっとドキっとしたんでしょ」
「黙れ。全く、毎回毎回俺の好み直球ど真ん中な服ばかり着て来やがって。女装男子のくせに」
「ふふん。冬は白廉好みのふわふわシンプルがやりやすいんだよ。ほーら、くるーん」
「先行くぞー」
「え、ちょ、ちょっと待ってよ!」
「待たない」
「ヒドイ!」
「だいたいお前が30分も遅れてきたんだろうが」
「じゃあ!じゃあ手つなごうよ。デートデート」
「却下」
「えー!いいじゃん。白廉どうせ恋人いないんでしょー」
「転生して女になったら考えてやろう。て、なんでお前俺が恋人いないこと知って」
「毎週バイトで週末埋めて、ふとした休みに男友達とカラオケ行くような人に、恋人がいるわけないでしょー」
「……そうか」
「あと白廉モテないし」
「あ?」
「だってチビなのにクールぶってて、逆にかっこ悪いんだもん」
「堅くなりがちなのを無理やり柔らかくしているだけであって、クールぶっているわけではない」
「そんな事情知らないし、チビってだけでかなり減点だよねー」
「チビって言うな。だいたいチビはお前も…っておまっ!なんか今日違和感あると思ったら、ブーツじゃないか!」
「白廉もブーツじゃん」
「俺のはいいんだよ。+8cmでお前より3cm高くなるから」
(なみが基準なんだ)
「お前までブーツで高くなったら、意味がないだろうが!脱げ!」
「ちぇー。しょうがないなー、明日から履いてこないよ。今日は無理だよ?」
「あぁ」
「てかさぁ。そんなに身長問題ピリピリすることなくない?中学生で伸びながった人って、高校生になってぐぐんって伸びるって言うじゃん」
「……」
「え、どうしたの急に黙り込んじゃって」
「……ここ4、5年、1ミリも伸びてないんだが、それでも伸びるかな?」




(知らない兄ちゃん)「うっせぇ!いきなり大声あげんじゃねぇ!リア充爆発しろ!」
「ごめんなさい!!」
「……リア充じゃない」

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