「お願いしまーす!」
ポケモンを預けて部屋を取る。ここには温泉があるんです、というジョーイさんの言葉に目を輝かせ、女湯、と書かれた方に入る。
「ふぁー!生き返るー!」
久しぶりに、こんな広々としたお風呂に…!!ふっと1日の疲れが取れた気がして、今日はぐっすり眠れた。
「よーし!ジムに挑戦!」
翌朝。お昼くらいから行動。温泉の前には砂風呂…!気になるけど、我慢我慢!ポケモンのタマゴを受け取って、無事に孵すと、ソーナノだった。パソコンに預けて、いざジムへ。あっつい温泉を行ったり来たりでちょっと体力使ったところで、ジムリーダーのアスナさんと対戦。可愛いんだけど…、第一声の大きさにびっくりしちゃった!
「ようこそ!…じゃなくて、よくぞここまで来たものだな!」
ところどころ言い直してる…!そんな事、しなくていいのに。
「くう…ジムリーダーになりたてだからって、油断などしないことだ!おじいちゃん譲りの才能と、この土地で磨きあげたホットな技、あなたにみせてやる!」
しゃッらあああああああいッ!!と雄叫びにも似た声をあげて勝負が始まる。
「…私も負けません!アスナさん!」
見た目通り熱い人、でも勝負は別ね!チルットとヌマクローが頑張ってくれたおかげで、無事勝利をおさめた。
「くう… 肩に力入っちゃって…あたし…ジムリーダーになりたてだからって、ちょっと無理していたのかな…やっぱ自分らしくでないと、一緒に戦ってくれるポケモンも困っちゃうよね!それを教えてくれたあなたに、これあげる!」
「…ありがとうございます!」
ヒートバッジと、【オーバヒート】の技マシンをもらう。バッジはこれで…4つ!…って事は!
「…パパと戦える…!」
「…えっ!?」
「あ、ごめんなさい…」
思わず大声を出しちゃった…恥ずかしい!!謝ると今度はアスナさんがそうだ!と大きな声を出す。
「あなたの強さ、誰かを思い出させる…と思ったら、トウカシティのジムリーダー、センリさんに似ているんだ!」
まるでモヤモヤが晴れた後のように晴れやかな顔のアスナさん。また、お邪魔しますね、と挨拶してジムを出ると、ユウキくんがいた。