04 | ナノ
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「食料も着替えも準備よし、っと…どんどこ王国までどれくらいかかるんだ…?」
フラッシュはトランクにぎゅうぎゅうに荷物を詰め込んだ。
「一週間くらいのはずよ、私の出身国だもの」
紫式部はでんでこ王国とどんどこ王国の関係が悪化する以前にでんでこ王国に渡り、フラッシュの有能な部下となった。でんでこ人かどんどこ人かで差別をする者は基本的におらず、本人の力が全てなのである。
「お、紫は道にも詳しそうだな!お前に道案内を頼む為に旅に同行してほしいんだが、いいか?」
「もちろんです、フラッシュ先生!
…あいつの為なのは嫌だけど」
それを聞いた清少納言と枕草子も
「私も行く!ふたりだけじゃ心配だもの!」
「ま〜くら!」
「そんなに大人数で行く必要ないんだけどな…まあいいか」
仕方なくフラッシュは清少納言とフラッシュ枕草子の同行も認めた。


そして翌日、旅立ちの時。
「次にここに帰ってくる時は…おぞうも一緒だな」
「ずっと捕まってればいいのに」
「ほんとよね」
「ま〜くら!」
本当は助けたくないが国にも悪影響があるし何しろおぞうがわがままを言い出すので、仕方なくフラッシュ一行はどんどこ王国を目指して旅に出たのであった―――
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