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[8]マリアがアレンデール入り。
by マリア
2014/06/05 00:11
北にある国、アレンデール王国に夏がやって来た。一月前に冬に逆戻りしたがまた夏が戻ってきたのだ。

……氷職人と呼ばれる男達が氷を売っていた。その内の一人、クリストフの売る氷はよく売れる。
一月前に氷職人の親方になって以来、彼は忙しく仕事に励んでいた。なんせ王族直属の氷職人に任命されたからだ。


『忙しいな、スヴェン』


相方のトナカイもまた、クリストフの仕事を支えていた。氷が売れればそのお金で好物のニンジンをたらふく食べられる。

しかし、王国には危機が迫っていた……。


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[9]謎のモンスター
by マリア
2014/06/06 11:06
一方、アレンデール王国の王女であるアナは女王であり、姉であるエルサを手伝っていた。
かつては一緒にいることも許されなかったが、今はこうして二人仲良くいられる。

『まただわ、アナ。謎の声を聞いた人がいるみたい。それにノースマウンテンの近くで普通の獣ではあり得ない程の傷が残されていたの…』
『また?…皆はドラゴンが現れたって大騒ぎなのよ姉さん…。それが本当ならアレンデールが大変なことになるわ!一ヶ月前に冬に逆戻りした時よりも大変なことに……』
『やめなさいアナ!……ともかく原因を突き止めるように兵士達には行っているの。……何かしら?外が騒がしいですって?』
『皆が港で誰かを見つけたって?……行ってみるわエルサ!』
アナは港の方向へ向かって行った……。


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[10]不思議な迷い人
by マリア
2014/06/18 00:11
アナはアレンデールの港にやって来た。クリストフ、スヴェン、そして魔法の雪だるま、オラフも一緒に付いてきた。

『アナ王女!……この人を……』

『浜辺で倒れていたのですわ!』


アナ達の目に入ったのは、気を失い倒れている女性だった。彼女の髪の毛を見てアナは思った。

『(エルサみたいなキレイな銀色……)』

クリストフはアナに聞いた。
『どうして浜辺に倒れていたんだ?』
『私には解らないわよ!でも何か訳がありそうだわ…ともかくお城へ彼女を運んであげなきゃ!』

アナは生き倒れの女性を自分の部屋のベッドに寝かせると、姉のエルサを呼びに行った……。

『エルサ!大変よ!不思議な女の人を助けたの!』


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