おれの地獄だおまえのじゃない
なにも悲しくないどっか行って
だれでもよくっておれでもいい
好き以外のなんでもない好きだ
/恋かなあ

きみのもうすこしがんばりましょうなところ
ひとつの朝の迎えかた
生きてる造花
まだ神様なんかやってんの
私の天秤に載るな
羽をたたむ、泡を砕く
すべての魔法が消えた

気持ちは分かる(それ以外は何も)
ほんの少しの優しさでいいんですよね
君のベッドの下には何にもいないよ
大人の子たちはもう眠ってしまいなさい

花冠の繋げ方が分からないまま
誰のお皿にも載らない一切れ
地球儀に傘を差す
硝子の小指に結んだリボン
戦うための歌にしてしまった
オパール調の歌ばかり知ってる
ダーリン/09106
呪いと名のつくすべて洗って
真水でも生きていられると信じたかったさ
紫陽花の形に眠る私たち
白鳥たちの重なり合うところ
天使の音が鳴らないドアベル
嘘をつく子のための鍵盤
鉱石ラヂオの人
雨音に嘘を混ぜながら話している
あなたが眠るまで優しくしていたい
いつか月を知らない君たちへ
/安心と雨宿り

好きになっちまう
ワンダーランドの残念なところ

頭痛は痛くてきみはかわいい
危険が危ない/きみがいちばん

理想郷にきみは行ってた
与えてばかりのあなたの手を握って
猫どこまで行く
呼んだら来てしまうのでしょ
愛にはなりそうもない方のわたし
むり・ねむり・かんむり・やっぱむり
おやすみなさい(おねがいだよ)
ねむりに付属するひらがな
足はあるけど
君のそばまで泳いで行くことにした
目に見えるものすら大切にできていないくせに
再起動している間に淹れてもう冷めたコーヒー
何度大人になるつもり?
秘密(嘘ではないから大丈夫)
それまで泥舟を浮かせていたのは何だったの
きらきらを上手に纏える子纏えない子
緑色の絵の具で葉っぱを塗りながら「薔薇を描いているのよ」と言うきみ

わたしたちはみんな愛をするために
いつまでもビンの底で香る果実の静けさ
触れたと言ってしまえば何を隔てていたっていいはず
/2015-Lily

帰らない人の顔になってる
お別れだと分かるキスが上手ね
寝台よりも深い海
ドラゴンはラブソングを吐く
神様のいちばん近くでお話しましょう
何者にもなれない私たちは幽霊とも呼ばれてはいけない/美しい結末だったと伝えてください(薔薇がなくても二人は残る)
/夜逃げる

真っ青だ(それも悪くない)
野菜を口に入れる覚悟と恋の駆け引き
いちご味は大好き
もう君のためのものは何一つないと広げられたパーにチョキで勝つあの感じ
/better

善性を期待しないで
恋の話と誤解していたかった
火花の輪
素晴らしい人の素晴らしい人
新居のひよこ
銀色の橋
手紙を書くよ
憶えているのは表紙の色だけ
欠航の東
この夜を再放送
なんだ愛って楽しいじゃん
フミコ/Fumiko
光という光を浴びながら
ひどい海だ
杯は浅い
愛してるよ
地球儀はもうすぐ冬
どの星を選んでも君はそこにいた
また出逢うための長い話
明日は少しだけ早く起きる
木の椅子が欲しくなっちゃうね
僕たちはいっしょにいてもいいと思う
ため息は潮風の色をして
あたしたちの偏屈
花弁では済まぬ
きみのまばたきにちかっと光るくらいの恋心
もっとかわゆくアクセルを踏め
すったもんダム
頭痛とぴかぴか
たいへん順

さよならと言ってくれたこと、感謝できる日はかならず来るから、もうしばらくは泣こうと思います。

えいえんって泣いているみたい
星を想ってミシンを踏むとき
本があると嬉しい
月光と翻訳者
牛乳とレプリカ
夢でも光でもない場所で
色濃い正義を貫く
氷上劇
菫青石のひづめ
食パンとチケット
貝殻はいつまでもきれい
抱き締めたいものがいっぱいあって
海原を確かめさせて
ずっとずっと神様を歌えるといいね
翼があるような顔しやがって
横書きの恋はもうこりごり
あなたはいつもお久しぶりと言うしかない距離にいるんだね

「五日ほど」だとかなしく感じてしまうから「ずっと」と言っていたんです

やさしくやさしく触れて傷だらけ
ウサギを花と呼ぶ世界に、苦しみを握手で表す世界に、俺たちはいつか行くことになる。
/だれかのメモ

こんなぼくでも魔法を感じる
宛てもなくどうして?とたずねてまわりたい夜
/ココアがおいしい

尖った海の味
ふりだしに戻るときは呼んでくれ
やさしい傷にはしないでください
うさぎてつがく
砂海へ(すなうみ)
打倒しましま
プリズムはきみがばらまいて
どうしたって猫にはなれないきみと
今日はもう優しくされることしかできない
おまえを呼ぶのに星ば巡らないけんとは
ビビッと来てよね
サテライト融和
最後の靴も捨ててしまうことになりそうです

そっくり心を渡してあげたい
愛よずっと謎めいていて
あなたなの/わたしたち
we our us ours
/2015-Lily

そのまましばらく待っていると、私の夜はふわふわ浮かびはじめた。となりを見ると、あなたの夜は温かく脈打っていた。/紐をつけて連れ歩く夜

うつくしさの積
奇跡の鱗粉がこの指に降る
灰になにを混ぜれば天使は産まれるの
はじめは君の火種だった
閉ざすには使えない鍵ばかり
涸れない夜をくれ
この寄り道をどうぞ
運命のスペア
風船くくってあげましょう
みどり色の絨毯を敷けばいい
きみが好きだった庭はなくなっちまったんだ
上手に泳ぐときみは怒る
さよならするほどの人でもない

星のぬけがらを着ても輝きはしない
もう誰のためにもならない夏だね
化石の夏は塩辛い
/rabbit B

エグめの依存
はちみつ雲のヒミツ
トンデモ・スピーシーズ
揚げ足取りのニャーゴ
優しくするのは八本目の足
名前を付けたらうしなう気がする
ito=?(あいとは)
サンザメキア・チグリジア
さよならしそこねた君がそれを言うのかい
何が変わるかは知らないよ
不眠タウン・ねぶそくシアター
やさしい気持ちで眠れますように
わたしがこっそり水の上を歩く日

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