うつくしかことば
くしゃりと鳴らす
魂みたいにしてください
あなたは朝のひとだから
いとおしいだけの寝息
まるでおもちゃ箱
正しくまるい地球
静けさの底
あおいけもの
観賞用のうつくしさ
ごめんねサラダ
文字の海に沈む
死んでも星になって見守ったりしない
微笑みより慥か(たしか)
試しに愛する
情けかけごはん
why am I me?
この鍵あげます
認められているレプリカ

アールと灰
/伯爵

ありふれている正義
夜すら眠ったようだった
あなたに穴を開けたのは誰
心中り(こころあたり)
愛しさのたねまき
わたしの心はたまねぎ
張り詰めたらだめみたいな言い方だ
矛盾の海に沈む
お揃いのおそろしさ
誰かがファンタジーと呼ぶぼくの生活
花曜日
傘を持たない
傷心
さよならの旅に出る
瞳だけが大人びてしまったの
背中の話
月泥棒しよう
どうしてなんでも二択にしたがるの
わがままさんのポタージュ
ぼくには骨がない
なみだの行く先
文庫本と巨像
ぼくらの間の洋芥子
白砂青松と若者たち
指先の宇宙
六角形のオクラ
夢みるアザラシ
さみしい日には傘を差して

こんがらがるがる
うそぶくぶく

ハッピーエンドを連れて来い
かなしみが馴染み
いつくしみはいくつ染み
白いゾウが棲む海底
永遠すら不確かなものにする
酸素の本

とまどいだらけの歩き方でも
あれが別れだったと悟られないような
愛されるための手足
なやめる国のお姫さま
雲の上の四畳半
あなたとの夜はどこかしら
どうかいつまでも等しく降りそそいで

眩しくて困るくらいに
ふるえないで
いちばん初めに可愛くなれる場所
春と一緒にやって来る
星がこぼれる
行き止まりまでは一緒に行こうか
においもしない恋のよう
あなたの好きに塗ってください

誰かのこころにそっと残るような
君だと僕だと気付かないでまた会おう
これはいつまでもきみの体温に触れた手だ
鈴の種を探しに
ささやかのすべてに当て嵌めたい
記憶に生きる/歴史は残るの証明
桜の木の上には
あなたはわたしのたからもの
/ふたりの門番とシンちゃんへ

おねがいの光
この小さな欠片のあちこちからのぞいて
ラジオとデュエット

イエスはできるか
/可能

いまさら夜
やがておまえが溶けた鉄を愛する
涙をうべる
カーテンのない部屋
夜更けの印刷物
いつまでも片付かない部屋
頭の良いこと
暗いところへ還ろうよ
君はまだぼくを泣かせますか
ぼくはまたあなたを泣かせますか

君がいると楽しくなってしまうよ
命が惜しくなってしまいそうだよ
夜明けから逃げる旅
孤独のねごと
電池が切れたら帰っておいでね
ぼくの内のアザラシ
ぱらぱらチャーハン
海の気持ちだけ

夏はやって来るもの
冬は静かに去るもの

透明に潜む
涙がいちばん美しい
ピアスより近くで
ぼくの欠片を知りませんか
もうずっと君の絵ばかり描いている
鳥だったら、魚だったら、君だったら
わたしの上に塗り重ねてゆく
いなくなってから気付いて

びりびりびびりの子育て
らりるれろれろ鳩ぽっぽ

最近は愛を乞うのにもお金が必要だから
星から離れるくらい平気
愛を感じるまで一緒にいてあげる
もうひとりでは眠れない
たったひとりの女の子
えへへの魔法
好きなことだけ信じたいだろう
深夜の言い訳チャンネル

いたいいたいのと飛んでいこう
君の夜は終わり
オリジナルを怖がらないで
はじめての十七歳
恐竜の声を聞いた、確かに恐竜の声だった
誰の手にも負えないところまで行こう
靴下革命
今日の出来事を鼻歌にしてあげる
ケーキを包むリボンが足りない
吠え方を忘れないように
ワインが足りない夜にして
それは前世の都合ってやつ

ネコは自分勝手
イヌは単純で馬鹿
/わんにゃん戦争

確かにそこにある
かわいいひとよ
数だけどんどん増やしやがって
退屈はなによりもいじわる
呼び醒まさないで
二人では手狭だね
ある一点で向かい合う
怪獣退治に行こう
ハツカネズミも駅長さんも
嘘をつくすばらしさ
頭の中すら好き勝手できない
一番星に縋り付く
いじわるちゃんのビスケット
つらぬいてお死まい
お前は天秤の意味を知らな過ぎる

もうすぐ二番煎じの地球ができあがる
失敗作がいちばんいとしい
誰の内にも都合の良い神様がいるようだ
全てを知ることが出来ないように
パリの灯をもういちど
未読の女
どうしようもなく海が恋しい
普遍を描く人
/月刊ノーベンバー

闘う価値があるといい
星が落ちてくるまで待つ
海に学ぶ少年論
ほっときゃええのよ
影をつらぬく矢
爪先のパール
およそたしかな
海よ常に、船は強く
残ったものは塩か砂か
生まれ変わっても住む世がありますように
神様さえも思い通りにしようとしている
何もなくていいと思った一瞬がこわい

泥のようにこびりついている
悪意のないズタズタ
憧れるままの石ころでいろ
酸素にさえ紐を結び付けて
夜を引っ掻いて壊す爪
あなたという追い風
指輪がなくても使える魔法
真っ暗じゃないから立ち止まらない
オレンジが眩しい
死ぬ時の想像にまで出てくるなよ
てのひらに熱
からだが軽くて困ってる
もっと高く飛べそう
僕が立ち上がるのを待たなくていい
頭のてっぺんまで満ち足りた気分
時間はお前を許さないだろうけど
後ろには壁も崖もないのに

お前を天才とは呼ばせない
お前の努力を奇跡とは呼ばせない

このままの僕を愛してもらうよ
今の最大で光ってみる
いつか機械みたいに壊れるのかも
行き先を進み易さで決めたことはない
今しか知らない
空白なんてどこにもなかった
太陽でなくても充分だった
神様、あなたの出る幕はない
ここには僕の一番がいる
今度はちゃんと掴んで離さない

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