2018.07
01 不揃いの星をひと掬い
02 哀しい歌になりがち
03 夜空游泳の際の注意事項
04 光体の姿はぼやけたまま
05 奇跡づらして流れる星々
06 刺繍みたいに離れられないわけじゃない
07 ふたつあってはじめて意味を為すもの
08 鏡の中でひときわ煌めく青
09 こどもがこどもであった頃から
10 水晶の影を斫る
11 ここが宇宙であるうちに
12 悪魔の願いはどのようにして
13 壜の底で眠っていろよ
14 わたしのペイル・ブルー・ドット
15 濁せやしない水
16 書物の中でだけ輝ける星
17 潮水に浮かびやすい国
18 君のためにしかならない歌でいい
19 追い越してもたまには振り返くさ
20 至らずの光もきみへのとどめ
21 愛すも降らすも時間をかけて
22 吹き消す溶かす
23 小指の代わりにかさねあうもの
24 ぎこちないキスもたまには必要
25 それは催眠術
26 正義に手を染める
27 レモンはいま欲しい
28 言いわけはひとつの火でしかない
29 不夜城の獏
30 宝石が重くて沈んでしまうなどと
31 やさしい子、キスでは動かず


2018.08
01 踏み躙ることができる生き物たちよ
02 雨といっしょに知らぬ間に消えて
03 盈ち虧けする音楽
04 守られない約束ばかり覚えている
05 透き通り方を知らない少年
06 君は本当に突然現れた
07 変化に怯えるだけ変わってゆく
08 知らないものには名前がついているから
09 うつくしいものに泥をかけても
10 魔法が手を染めるみたい
11 魔物ざわめく
12 奇跡の予習でもしていれば?
13 きみはあやまらない
14 壊れる力で抱いてみる
15 まだ喰らい方しか知らないけもの
16 宝石とまちがえて踏み付ける
17 思っているほど緑色してない
18 もう知らない
19 空をとぶ
20 いまプロローグを曲がったところ
21 未来図とだいぶ違う
22 月とあいまいに欠ける
23 それなりの覚悟で背負った光
24 しあわせとはないちもんめ
25 石炭は踊るよう
26 夢を見過ぎた日の朝食
27 もうすぐ日付が変わるけど
28 眠る寸前の青葉のささやき
29 いずれ咲く
30 ひみつを拾えばそこは海
31 テーブルの下に国がある


2018.09
01 星がひかりを孵すとき
02 砂糖を踏んだときのこころ
03 夜なんかいらない!
04 おまえの静寂の定義はあまいよ
05 パールへ吹く息の滲み方
06 きみを動かす氷の歯車
07 今日だけ死ぬのはやめてほしいの
08 月が見舞う
09 負けすら越えてくひどい生き物
10 網にかかりやすい星座
11 投げてばかりで受け止めない
12 吐息の終わりを掴まえて
13 神様どうか青を着て
14 魂の罅が鳴りだす
15 月はずっと起きている
16 恐怖は生け捕り
17 本当の夜なんか知らない星は光るし
18 望んでないときにやさしくなる呪い
19 化け物の進化
20 ねえ俺たちはどんどん変わっていくよね
21 夢と嫉妬の合間を縫って
22 ふたりで秘密をつくろうよ
23 神様の遺書を拾ってしまった
24 ああ生きてる
25 空っぽの宝石箱だけがきらきらできる
26 どこかへ行ってと歩きながら言う
27 空を天と呼ばない賢さ
28 北向きの頬
29 火口探し
30 いつまでも使わない小指


2018.10
01 かちんと鳴る花
02 引っかき傷からこぼれる歌
03 どこかにある惑星と目眩
04 鈍くまたたく瑕疵に沿って
05 虫食いの上に海を敷く
06 月光を引き摺ってきみのそばへ
07 夢になれる余白があるなら
08 真夜中はさすがにお静かに
09 そろそろまだまだ青々と
10 かくれんぼだよ僕を隠して
11 多分どっかの星の人
12 世界の中心からはちょっと右
13 強気な足し算
14 磨けば輝くという話
15 化け物らしくお腹を空かせて
16 星がもっと遠けりゃいいのに
17 銀の波を裸足で蹴って
18 まやかしの枝
19 愛は愚かなりまでが一括り
20 愚鈍なところを選り分けた皿
21 食べられるおばけ
22 どこにも行ける切符を持ってる
23 何を積んで走る
24 三日目のがくしゅうそうち
25 舌下の棘
26 瑠璃が海では深過ぎる
27 きみとは星になる過程ですれ違った
28 また捨てようと思いながら抱き締めている
29 泣くくらいなら光なんて
30 魔女の予言
31 やさしいなあと思ってしまうよ

2018.11
01 嘘かもしれないと思いながら天使を聴く
02 天才完治済み
03 角ばっているものは受け止められない
04 どこかに行きたいと眼差しは言ってる
05 舞台は水浸し
06 僕たちはエバーグリーンを着ていた
07 映画に飽きたらピアノを弾いて
08 ふと春のように訪れるつめたさ
09 あの頃は届かなかった本棚
10 今日この夜に嘘をついてみようと思う
11 目を離した隙に完結している
12 褒めてる
13 毎夜新しい国に、今夜さよならの国に
14 葉の音と光、眠たい
15 眠る人の上にばかり降る雪
16 (それでね……)
17 形容するよりも張り裂けて砕けて
18 君の翼は黒く染まって世界は表になって
19 冬の真ん中は静かだと言っていたよね
20 嘘をつくときの癖と見抜くときの癖
21 誰でも座れる椅子だった
22 路地裏・秘密基地ドレスコード
23 羽ばたきは酸性を示している
24 悪夢だったから良かったね
25 理想とは仲良くできそうかい
26 こんなふうに溺れてゆくんだよ
27 本物みたいに飛んではいけない
28 日陰ゆらめく
29 祈りにならない音ばかり鳴らして
30 いつでも手放すことのできる寄り添い方


2018.12
01 手のひらサイズの世界に整える
02 憂鬱のそばにいてあげる
03 花の名前に降る雨はきれい
04 警告音の下で誓う
05 尾羽を大切にね
06 信じているのかたち
07 傷と滑走路
08 こんな日はとくにアイスクリーム
09 手が熱い
10 近いうちに孤独を知ることになる
11 運命になれなかった呪文たち
12 いい子でいるべき夜
13 知り合いにもならない人の口調
14 運命になりたくて染まる
15 青はもう行かなきゃ
16 あと一歩がすごくこわいよ
17 きみ→俺→目覚まし時計
18 明日にはもうないと思いながら
19 もしここに君がいたらという生活
20 嘘といっしょに食べてはいけない
21 もうこんな時間
22 仲間はずれと間違い探し
23 足場の無い国
24 ぜんぶあげたい
25 心をそっと切り分けて
26 君を転ばせた物を探すのに時間がかかった
27 画家を呼ぼうね
28 あと少しそばに来てほしい
29 か弱き宝石たち
30 三角形に塗りたくなる色
31 この約束を大切にすると約束した


2019.01
01 神聖なものと考え過ぎてる
02 遺骨の翼
03 狂信者の窓から見る光
04 踊れないふたり
05 新天地には財布だけ持って
06 もうここには来ない鳥の羽
07 金継ぎした耳で聴く音楽
08 刺しゅうの一節に
09 永遠を感じることの愚かしさ
10 寝返りを打つ:月の引力
11 ひとり人間になりきって
12 君が良いならそこがどこだっていいけど
13 なぜ行ってしまうのか教えて欲しかった
14 今日は上手に眠れる気がする
15 夜にする瞬きみたいな逢瀬
16 赤い糸いつどこで切っちゃおうか
17 振り向いてどっちも未来
18 もう二度と地獄へ行かせたくない
19 噛める地獄
20 聖書を拾った
21 植物園で海を見つける
22 神様のためのドレープ
23 魔力再生
24 あなたの竜はずっと眠ったまま
25 どの月も美味しそう
26 剥製の遠吠え
27 泣いているような睫毛のひらめき
28 大理石の上で踊るために
29 受肉するノック
30 むつかしい魔法にしちゃダメだよ
31 原題を失ってしまった人々へ

×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -