QQQ 2nd anniversary
ゾウの鼻の言葉 × あなたの好きなもの
同じようにお使いいただけます



掴めそうだけど随分遠いね
凍みが目立つ
重なる白には入れそうにない
明るい日のほとぼり
不思議、寂しくならないよ
星の尾を追う
もう十分だと言っていたら何かが変わったんだろう
ほころびる夜のゆめ
眠るには少し眩しいくらいで
白河夜船、今帰る
僕にも君にも出来ることがある時間
代わりに何を差し上げようか
僕の地球を走ってるんだ
君の輪郭が白く溶けてくの
よく見えるようにひらいておくから
(太陽でなくても充分だった/白・落日)


どこまで行っても星ほどじゃない
宇宙の仕組みよりひみつめいた僕たち
まるで何かの間違いみたいにきらめいている
そんな魔法があるのなら
アイ・アムを完成させるな
イフで満足
第三者の手でつくられてゆく
恋が愛になるかどうかはどうでもいい
ぺろりのウルトラ
ひるがえるずる賢さ
好きな歌を知ってしまってる
もう無事では済まないイグニッション
ダンスよりもハードルが高いのかい
踊り場と言うくらいだ
思った以上に謎めきますから
(照れずにデートに誘えるようになったらの話/宇宙・両片思い)


いい街で育ったね
海の底でのみ伝わる言葉
万人が弾くことのできる楽譜
スイングバイ・シーサイド
あの頃はポスターが白紙でも平気だった
嗚咽のようにも聞こえるあれは
月並みで揃えたわたしの人生
とても冷たいガラスのコップ
ゆっくり歩いて帰る楽しみ
首をかしげる私はまもなく幼さを消し去る
きみが焦がれる北極星
あなたの手で巻き戻さなくてもよくなった
ひたすらに美しいビオトープ
さみしいことよ
このひと粒の砂に見覚えがある
(ずっと子どもじゃ知りえないこと/洋画・海辺)


エバーラスティングの坊や
ランプが照らす範囲だけでいい
約束の印が傷痕になる
わたしは聞いていない
傘の内側で愛しあう
正しい使われ方の嘘
シグマの呪い
ワイヤレス・シュガー
「いつも天使が見ているよ」
円を描いて外側を撃つ
下り坂しか存在しない街
瞳は隠せない
でも君には手がふたつもあるよね
Song of Love
Love song of DEATH
(第六感の宇宙都市/ハリーポッター・処刑人)


あなたの輝き
やあおそるべし万有引力
こころときめき侮るなかれ
「扉が三つあるとする」
晴れが止まない海底で
鳥になったら飛べるのかしら
星はどこにいると思う?
不思議なベールで隠されてるの
お手軽ひみつ基地
雲か否かあててごらん
規則正しく虹を進め
再会の約束は夢の中で果たそう
説明文を読み飛ばして作るわたがし
よいこで眠れば
ご褒美に夜へ招待
(星から離れるくらい平気/空・布団)


発光体/ザ・ライト
未知数のバイオ
バスタブの栓は抜いて行ってよ
流れ出てゆくファンタスティックムービー
この星の雛たち
歩き続ける偉大さを知ってる
鏡合わせで夢を見たい
「おやすみ」から紡がれるお話
優しい神話もあるでしょう
あなたの手が頬が心がもっと冷たかったなら
はじめから惹かれることもなかったのに
聞こえる音をよく聴いて
そうね、そう、たぶん、おそらく
取るに足らない過去にして
きみはハウンド
まぶたを閉じると砂が跳ねる
(愛され足りなさい/EXO)


雨にうたれるしかなかったんだ
遺伝子を忘れる日曜日
あなたが泣いている理由を知りたい
愛した証を刻んでいるのだ
星はおろか
似合うために何度も姿を変えたのさ
どうやって酔えば良かったんだ
大好きなものには誠実にならなきゃ
今度はぼくが砕く
不都合がとまどう螺旋
抱き締めるようには出来ていない
小さくなるよ/懐に入れてよ
深く焦土で眠ります
いつか見せたい夢のようにあたたかく
紛れもないよ、これははじまり
(恐竜の声を聞いた、確かに恐竜の声だった/手)


あとがきの目次
つまらなくないゆめみたい
愛の言葉を包んだ温度
雨で飾ったサプライズパーティ
毛布の色がうつるくらいに
言葉通りに恋が進めば
花に倣って一緒にいます
サイダーの刺激がちょうどいい
とろ火で焦がす
落日をさびしく感じる必要はないよ
君のこころにしまっておきたい冬
凍える温度をしている唇
まるく愛してほしいだけ
この夢が終われば
もしそのひとが僕を好きだと言ったなら、今まで取り繕っていたことなどすべて忘れてその足元に縋り付き、お願いだからずっと一緒にいて、と泣いて請うだろう。まるで僕のほうがそのひとに恋をしているみたいに――。
(緑色のゾウになって、優しい人間を好きになり、恋の痛みに苦しんで死ぬ夢を見た。/四季・愛のことば)


スケッチブックが重くなる
きみのフォントは愛されたがり
いとしいばかりじゃ満たされない
ここで靴が脱げた
誰かが何かを求めるパーティ
潰れたホイップ、カーテン、レンジの音
玄関のドアは開いていますので
読めないレシピで君を辿る
後ろ姿がいちばん優しく見える
FORK DANCE
テーブルくんだりまで
角砂糖なんかはららかしてさ
何でもない日に花がほしい
愛を紡ぐように作ります
そのために価値観を壊してやったっていい
(きみのおいしいを信用している/晴れた午後の昼下がり)


赤いボタンを怖がるひと
あなたが救いたかったのは昼の星
錆びついた花から流れた蜜で
シュガーレディとねこ
スプーン一杯分のおそれ
どうぞ満足のゆくまで白を薄めて
わたしが恐れる木曜日は
ただ忠実に毒を受け入れよ
かえらないで
生き存えて証明
二律背反と狼
喪われるか忘れ去られた物語を
永久環は生きつづけるから
知る中のいくつかは好きでいられるように
神様という言葉
(今度こそ自分の意思で生まれて来た/地球へ・北欧神話)


私たちの道はいくつも枝分かれして
完全の例を見せてほしい
いつものことのように考えててね
揺れるハンモックとラジオの音で起こること
傷だらけのアルファ
小さなランプの灯りで探す足あと
キツネがいてもいいじゃない
ぺらぺらとひかる
もっと大きいグラスに注げば良かった
どうして夜を奇跡と呼ぶの
とっくに許されている
形は問わない
金平糖を置いて行ったね
今日だけきみの好きな音楽をかけて眠ります
ぼくには分かっていた
(きみの成長がさみしい/紅茶)


人でしかない旋律
君をひとつひとつ忘れながら
思い出をひとつひとつ載せながら
かなしいほどの夢を紡ぎ
残酷だとも呼べる愛
特別な日の5W1H
窓に残る指のあと
雨の音が聞こえなくなるまで
すべてをかけて運命を証明します
唯一の意味を知りたいと思う
優しくできなかった日の君へ
努力への賛美歌
右手小指のささやかな魔法
よろしく今日は/今日はよろしく
昼過ぎの舞台裏
(君じゃないならひとつもいらない/ギターを弾いて固くなった指の皮・MIDIキーボード)


魔法の国の仕組みを知りたい
窓辺のうつしえ
宝石を踏む街
思い返せばきみには顔がなかった
色彩のたむろ
影が生み出す物語
なんでもないあなたがいいんだよ
一日を待ってる人の元へ返して
泣きながらコーヒーを淹れる
塩が垂る
モールス先生のラストノート
春雷に追われた子ども
文房具の反乱
今日のことを考えながら生きたこと一度もない
きみの行いが明日のためになりますように
(白砂青松と若者たち/雑貨店)


わたしが冷たいと感じた水を
あなたの知らない、あなたを知るように
ひみつが起きる
オーケーベイビー、用心してね
ねむりの海の魚たち
女の子ならではの引き出し
愛眠るゆりかご
りんごがリボンになるまでに
先生もサンタも天使も君がやってよ
金魚鉢は高いところに置かないで
深窓心理の討論会
リボンは赤い糸の代わりにならない
心臓に刺さる青
なみだの色が一粒ずつ違う
君が眠るその場所の寝心地はどうでしょう
(大人だから泣かないよ/ヒョンウォン・ウォノ)


不可視の星に名前をつける
幽霊船で向かいます
君の世界を作るのに、僕の鼓動を使っていい
どうして素直に話せるの
いっそずっとキライになりたいくらい
あなたは青がいいと言う
ふたりのロード・ショー
今きみは、窓辺で卒業文集を読んでいる
こころの上を素足で歩く
舐めたらどんな味がするの
海の底に密やかに咲いていてほしい
誰にも見つからないように光っていて
飾りたてられるものであれ
三つ編みが似合うひとへ
最後の恒星
(背中の話/星・花)


三行の序章
行きの船は重くてうるさい
「しあわせの定義を決める方法はあるのかね」
ジョン・アンダーソンがいない街
とある惑星のお手紙送ります
赤色の秘密についての段落
よすがを因数分解
ポケットがなくても帽子があるじゃない
しあわせだけ抱えて出て行って
夜の歌はどうかやさしく
レッドカード・スクイズ
仰げばとう都市
別れの合図と切符の行き先
図書館の扉はとてつもない秘密を抱えている
そう思っていたあの頃を大事に
(ぼくの痛みなんてぼくの悲しみなんてきみにひとつも伝わらないといい/小説・トマト)


どこかで会ったとあなたにも思ってほしい
ようこそ僕の城へ
天秤の軽い方に指を載せる
進化せよと声が聞こえる
面影ごと流れて行くようにして
クリアデータが開く鍵
ふいうちロールシャッハ・テスト
タイトルは最後に
こたえをほしがる番外編
まるくてかわゆい
たしざんが止まらない
暗いところで転んでも慰められない
楽観的ヒロインは第三話まで生き残れるか
めかくしと居眠り
小指がすべてを知っている
(好きなことだけ信じたいだろう/膝小僧・少年漫画)


むせび
きらきら輝く未来へようこそ
ガラスを挟んで触ってちょうだい
水位を下げて濃度を増して
エレクとロニカの畏怖
君はもっとずっと青い
砕けてしまうなら真実
星じゃないんだね
誰かの海にほとびるように
息を呑むような朝を寄越して
暗闇で見つけられるならいいけど
見せたくないめばえ
紫に終われてる
きみをソマリと呼んでいた夏
明日から作る青写真集
(君の夜は終わり/ガラス細工・夏)


キリキリすかんぴん
わたしの肌色を透かして
ダイヤモンドのひびに棲む魔物
誰もが知ってる誰も知らない
あなたの耳に
物語の途中に千円挟んだ
むりやりキラキラ
たとえば名探偵に降りそそぐ雨の色
言うほど白くないんだもん
かすかな確かさ
かたつむりのオービタル
知らないことばかり食い散らかすけもの
獅子か狐かよく吟味してね
割れないダイヤの破片が刺さる
あなたはだれも拒んでないでしょ
(宝石の人/薄荷色・とおりゃんせ)


触媒とするにはひとつ足りない
燃える光で焦げ付きたい
見えないいばら
わたしたちは同じだけ鋭くなれる
ずっとそう思ってた
砕ける星が放つひかり
カミルレのさかさ
レーザー光線にも似た
終わりかはじまりかは二の次
すべてが許されてもよい場所
銀河航海図
りんごの切っ先
あまい香りに騙されずに
黄色い林檎を持って来なさい
小さくても
(指先の宇宙/赤・カモミール)


午前三時の欠航連絡
見えないところで金色が光る
暴力的なカラフル
手を挙げてお知らせください
リボンの色を忘れない
キラキラがいいならガラスをまぶして
わたしがチョコミントだと都合が悪い世界
似合う服を選べないでしょう
炎と吐息がとろけあう
いつかドーナツの穴は埋め立てられて、
その上にマンションが建つかもね
そんな日は来ないという自信が欲しい
ピンクの電話は音楽室へ繋がる
中庭の秘密
知らない場所へ行ける味
何よりも求められたい人らしさ
(わたしはドーナツの穴にも何か詰まっていて欲しいと思うけど、きっと同じ考えを持つ人はそういないでしょう/アイスクリーム・女子高生)


海が見えるかい
辿り着いたそこをなぜ海だと思ったのだろう
mzoの暗号に首を傾げ
悲しい音楽はまだお呼びじゃない
レバーにタレ、たらればの法則
神様もきみもいる
青い蜜がある/a boy meets girl
ジェンガ、天井をぶち抜いて
頑張って優しくしています
花のひとつでも育てばいいのに
ふたつのもの
蓋のないビンに言葉をあずける
リトマス試験紙とりすまし
立ち入り禁止ページ
ふたりのチケット
(なみだの行く先/恋慕)


ピアノが消えた世界で
月が海をもっと引っ張ってくれたらいいのに
はらぺこの心理
銀の背に乗れと吠えた
わたしたちは自然を創り出すことができない
月光反射
羽を忘れてくれないか
鎖閂式/やっぱし腕力
おそろしいの?
万年筆の魔法にはかからない
うろことは違うのに
それでもあたたかさを知ってる
あなたの原始
かつて素質は誰にでもあったのだった
(君は天使になれる人/しろくま・ひとり)


わたしは黄色をあなたにあげる
まほらがあなたに慣れて行く
秘密を秘密にしておけない
夢がいちばん曖昧かしら
歌う声が次に好きだよ
コップ一杯の引力
寂しい日の林檎
尻尾を振ると
天のノート
小さい手
天使かもしれない
陽だまりにいたよね
走って辿り着けるかな
万人に合う色なんてない
あたたかいならそれでいい
(絶対じゃないって知っててくれてありがと/透明水彩 ・ 犬)


球の底辺
こがねだ白だと吟ずりやがって
舌の上で簡単にほどける約束
ありえないこともないだろう/ミルク色の雨
こころの音は、とく解く溶く
やさしい順に並んだら、ぼくの隣は殺人鬼
甘味つまびらか
うさぎと狼のおよそが知れる秤
ベッド・イン・イーブン
翼も洗濯しなくちゃね
等分のしかたを書き記しなさい
あらゆるやわさに負け続けたい
地球と唯一審
天使のパズルに牛乳かけたのだれ?
(誰の内にも都合の良い神様がいるようだ/牛乳かん)


ひときわの星をめじるしに
形容詞の頭蓋
特定の文字を食う獣
魚の尾を研ぐと
誰しもの罪を許すかい
神話は口に・童話は耳に
夜はきみを余すことなく攫ってしまった
聖女の翼で灯りを消して
必要のない括弧め
魔法の本はひとりで読んじゃだめ
泉の精に拾ってもらいな
ほたるよ
骨ばった物語
片手の上で暮らしてね
(文庫本と巨像/文字・少年)

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