「やあぁあ!!!!やめっ……やめて、ぇ!」
「煩いなあ……嬉しいくせに」

彼女を監禁して1ヶ月。
暴力を振るい始めてから2週間。
犯し始めてから1週間。

「なんっ…、なんで……っ」
「『なんで』?決まってるだろ、好きだからだよ、――ちゃんのことが」

瞬間、泣き顔が更に歪んだ。

「※※さんは……っ、そんなひとじゃない…っ、」
「そんな人、って、――ちゃん、俺を買い被りすぎだよ。俺も、俺以外の男も、みんな、皆、頭の中は性欲だらけなんだから」

俺を優しい人だと認識していたのなら、間違いだ。
俺をお兄ちゃんみたいな存在だと認識していたのなら、過ちだ。

「ごめんね、泣き叫ぶ――ちゃんにも、俺に抵抗する――ちゃんにも、虚ろに喘ぐ――ちゃんにも、どうしようもなく俺は欲情してる。」
「、ぁ……※※…さん…?」
「俺は、これ以外の愛情表現が、思い浮かばない」

狂ってるのは世界だ。
俺はちっとも狂っちゃいない。





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