「ポッキーゲームしたい。」
「頭悪いの?いきなりどうしたの?死にたいの?」
「今日はポッキーの日なんだぞ。ポッキーゲームをやって然るべきだよ。」
「1000歩譲って今日がポッキーの日故にポッキーゲームをするべきであったとしても、あんたとはやりたくない。」
「なんで?俺たち付き合ってるんだよね?」
「付き合ってるよ。でも、下心見えすぎてて嫌。」
「し、下心ってなんだよ!SEX!?SEXのことか!?」
「そんな大きな声でそんな単語言わないでよ!!馬鹿なの!?」
「たしかに、SEXという単語は世間体を考えるとあまり大声で言うべき言葉ではないとわかっている。しかし、SEXという単語は性行為を表すこともあるが”性”そのものを表すことが多々ある。近年、オネエという第三の”性”とも言えるであろう”性”が生まれてきていることはとりあえず問題にしないとして、我々人間は”男”と”女”という2つのSEX、つまり性に分類されている。これは性染色体によって決まるわけで、人間の場合男はXY、女はXXであることはご存じであろう。つまり、SEXを嫌悪、否定するということは、己のことは当然ながら、周囲の人間、果ては全ての有性動物を否定するということになるのではないだろうか。すなわち、SEX、この場合は性行為をもの否定=自分を生み出した全祖先への冒涜ではないだろうか。モラルを考えると、プライベートなことであるのはわかっている。しかし、だからといって、あからさまに"嫌だ"という気持ちを出すこと、それすなわち先ほど述べたことに繋がると考える。要するに、僕が言いたいことは、ポッキーゲームしよう!!!!!!!!!!!!」

殴られた。





* * * * *
ポッキーを食べることなく、今日を終えそうです。




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