ゆるりふわり
溶けていく

言えることのない不満と
癒えることのない古傷が
ない交ぜになって溶ける

幼い頃は、分からないことは大人になったら分かるようになるものだと思ってた
大人になったら、余計に分からなくなっていた

あの頃は苦かった珈琲が、今は随分落ち着く味になった
砂のような砂糖も、雨のような生クリームも要らないくらいに






ゆるりふわり
解けていく
解けていく






* * * * *
とあるゲームで名付けられた称号、"ミルク色の大人社会"から連想。





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