お前が私を理解するなど100万光年早い、と彼女は言う。どうやらご立腹のようだ。僕は彼女に触れたいとは思わないけども、知りたいとは思う。隅々まで知り尽くしてやりたいと思う。そんな僕に、彼女は、青二才が、と罵る。僕は彼女の目を見ずに、今日もお美しい、と、心にもない言葉を発した。僕は彼女を見れやしない。だけど沢山を知っている。寂しがりのくせにプライドだけが酷く高くて、それでいて、美しい。どこぞのバカは、それを罪だと喩えたけれども、僕はゴミみたいな物だと思った。どうやったって、副産物以下の存在。僕がいなければ、存在すら知られていない気高い彼女は、明日もきっと輝いているのだろう。
静かに、血を吐くように。
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構想と違うけど、ま、いっか。
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