「天体観測に行こう」

キャプテンがそう言って、なんか本当に星を見に行くことになった。丘の上に敷いたビニールシートに4人で寝転がる。今日は無駄に天気が良くて、都会のよどんだ空に慣れた俺たちの目に星々はとても眩しく映った。なあ隼総。隣でキャプテンが星を指さして言う。あれお前に似てないか。指さされた大きな星は淡く輝いている。その周りを囲む小さな星たちを見て、俺はキャプテンがそう言った訳がなんとなくわかった気がした。じゃあキャプテンはあれですね。小さいけれど強く輝く星を指させばキャプテンは照れ臭そうに笑った。つられて俺も笑う。したら西野空が

「何臭いことやってんの(笑)」

だって。うるせえよばか。


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星降さんマジ空気


20120808


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