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みずか
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shortcuts ：庭夢唄聴幽霊 12恋

（ね）捻じ伏せる: 手のひらに零れこんだ花びらは、握りしめた拳のなかでぐしゃりと歪み、そっと開けば元の桜の姿はこれっぽっちも想像できないようにひしゃげていた。
こんなにも儚いものを、ひとは美しい美しいと崇めるのだと思うと、感情や情緒なんてものはなんて些細なものなのだろうと溜め息が零れた。
それはちょうど、風に舞う一枚の花びらのような、ほんの小さな事象。

[ 永久に眠れ ] 21st，November，2011

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