- (に)二月の風のような
ひどく鋭い風の中を、それでも歩む私がいた。 向かい風を切り開くように、それは何か意思を持った弾丸のように。 風は強く吹いている。 それでも迷いなく一歩を進める自分の足は、とてつもなく重くて、でも留まることも知らなかった。
*****
目的地がなくちゃどこにもいけないんです。 空気抵抗を極限まで削ったレーシングカーだって、ゴールを知らなければただの迷子にならざるを得ない。 徒歩でいいから目的地を見据えられる人になりたい。
[ 永久に眠れ ] 29th,October,2011 BACK
|