小説 | ナノ


▼ 襟巻き

SS! 幕末!




襟巻き


ぎゅー

「ぐえっ」

『えへへ。斎藤さん痛い?』

斎藤さんの襟巻きが鬱陶しくて引っ張ってみた。

「………」

スタスタスタ

『痛いっすみません斎藤さんっ痛いっ』
斎藤さんに腕でくびを絞られた。

『ちょっまいった、降参!』

「なら良い」

ぎゅー

『えへへ、』

もう一回引っ張ってみた。

『てゆーかその襟巻きなんの為にあるの?』

『後ろから敵に襟巻きで絞められたら終わりじゃね?』

「名字…」

『ほんといつもしてるけど洗ってんの?』

『同じの何枚もあるの?』

『正直、』

「なんだ…」

私の言葉責めに少し困ってる斎藤さん。

『襟巻きだけでも斎藤さん出来上がりだよね』

「………!!」

斎藤さんは目を見開いた!

「つまり、俺はいらない…だと…?」

『―あっ斎藤さん!?』

斎藤さんが倒れてしまった。

((沖田!斎藤さんが!))
(てゆーかなんで僕だけ呼び捨てなの?)
((なんでだろ〜なんでだろ〜ななななんでだろ〜))
(ふざけてる?)
((め、滅相もない…))

――――
SSすまそ。

斎藤さんの襟巻きってなんで?デメリットじゃね?

あっ白夜兄様もじゃん!



prev / next

[ back to top ]