小説 | ナノ


▼ 03




春  03


『あー…授業だる…』

キーンコーンカーンコーン

「名前、大丈夫か」

『んーん、眠たいでーす』

「確かに5時限目は辛いな…」

『次は理科だー…、そういえば理科って一回目だよね』

「あー…」

ガラッ

「よぉー!みんな、一回目の理科の授業始めんでー、みんな俺のことは聞いてんなー?」

『うるせー…ってイケメン!!??』

「おーおー、元気やなー君が坊の彼女さんかー」

坊て誰!?みんなこっちみるしー!

「ちょっ!亘理さん!都筑から聞いたんですか!?」

坊て密ちゃんのこと!?みんなの視線が超痛ぇ…

『あっあの、』

「んー?」

『失礼ですけど密ちゃんは私の嫁です!!』

「ははははっ!!」

突然笑いだすやつもいれば笑いをこらえているやつもいた。

「都筑から聞いたとーりの子やなー」

「名字さんって面白いね!!」
「名字さんはなんていうか癒し系じゃない?」

なんて声も飛び交ってきた。

「あんの、都筑の奴…!」

密ちゃんは怒ってるけど…。

「よっしゃ、じゃー理科の授業始めんでー」

(今日クラスのみんなと仲良くなれた気がしました!)

(都筑…!)
((まだ怒ってんの〜?))


つづく☆


――――
この話一回手違いで消しちゃって大幅に短くなりました…

この主人公は絶対癒し系じゃないよねww


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