やっぱきみがすき(甘?/ギャグ)


※銀時視点






最近、俺にも彼女ができたのよ
それがさぁ、最高にイイ女なわけ
料理うまいし、可愛いし
幸せなんだけどよ…


「オイ姫、旦那なんかやめて俺の奴隷になりやせんかィ?」

「総悟!てめぇ何言ってやがる!姫、俺の為に毎朝マヨネーズを作ってくれないか?」


外に出りゃいつもコレだ…
なかなか二人っきりでいられない
並んで歩くことすら困難だ

ちなみに姫は今、
税金泥棒共に囲まれ言い寄られてる

ん?俺?
俺はちょっと離れた所に座ってる
別にゴミ捨て場にいるとか
そんな訳じゃないからね!?
さっき、いきなり突っ込んできた
パトカーに跳ねられて
ゴミ捨て場にいるとか
そんな訳じゃないからね!!
銀さんそんなにアホじゃないからね!!
そんなんじゃないからね!!

…とりあえず、だ
税金泥棒共に囲まれて
苦笑気味なお姫様を救出するとしよう

俺はゴミ捨て場を後にした

あ、ゴミ捨て場にいたって
言っちゃったよ…


近付けば更によく聞こえてくる
税金泥棒共の声

「何どさくさに紛れてちゃっかり告白してんだよ土方コノヤロー!姫は俺の奴隷でィ!!」

「はっ!姫はてめぇみてーなガキにゃ興味ねぇっつーの!」


いやいやいやいや!
俺の彼女だからね!?


「ニコチンマヨラー野郎のが興味ねぇって言ってますぜィ?」

「よーし、なら直接聞いてみようじゃねぇか!!姫!俺と総悟どっちが好きなんだ?」


だから─


「俺の彼女だって言ってんだろーがぁぁぁあああぁっ!!」


大串くんに銀さん渾身の飛び蹴りを決め、
姫の手を掴んで逃げる


「もーっ!銀さん来るの遅いってば!」


走りながら拗ねたように喋る姫
その後ろからは
けたたましいパトカーのサイレンと
大串くんの怒声が聞こえる


「助けてやったんだからもうちょっと感謝しなさいよ!ついでに銀さん愛してるって言いなさいよ!」

「あー、はいはい。銀さん愛してるー」


何その棒読みイジメですか!?
イジメですかぁぁああぁっ!?


「銀さん泣いちゃうよ!?ねぇ泣いちゃうよ!?」

「嘘、大好き」

「…ったりめーよ!!」


─やっぱきみがすき!


(止まりやがれ万事屋ぁぁあああぁっ!!!)
(うっわ、土方さんブチギレ…銀さん、ちゃんと責任とってよね。ついでにパフェ奢ってよね)
(…まじ?)



                   
瑠華様

リクエストありがとうございました
書いていて
とっても楽しかったです(´`*)←
ありがとうございました!




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