幸せ→幸せ(甘)


※静雄視点 メルマガ3ヶ月記念






俺と姫が付き合いだしてから
今日で3ヶ月だ

あっという間の3ヶ月だった


俺の生活のほとんど中心には姫がいて
姫の生活のほとんど中心にも俺がいた

毎回逢う度に幸せそうに
頬を綻ばせて笑う姿は、
子供っぽさと大人っぽさの
ちょうど中間あたりで
見ていて何とも言えない
幸せな気分になった


幸せな気分になる度に俺は姫を抱き締めた


最初はやっぱり恐かった

本当に大切な、大事な、
心から想っている相手を
傷つけちまうかもしれねぇ
ってのは相当なプレッシャーで
ただ頭を撫でてやることすら躊躇った

それでも撫でてやれば
屈託のない笑顔を向けてくれるから
だんだんと恐怖は薄れていった

今となっては恐怖なんて感じない
むしろ姫に触れると安心する



なんていろいろと長いこと
一人で黙って考えていたら
目の前には不満そうに頬を膨らませた
姫の顔のドアップ

『私がいるのに考え事?』

あぁ、ものすごく不貞腐れてる
そうやって頬を膨らませる子供っぽさが可愛いんだよな
まあ 子供っぽいって言ったら怒られるから黙っておこう

「もう3ヶ月も経つんだよな…って思ってよ」

そう言って姫を引き寄せて額と額をコツンとくっ付けた

『そっか…もう3ヶ月か…』

目を細めて はやいね と呟く姿はなんていうか…色っぽい

「これからも姫に嫌な思いはさせねぇからよ」

俺は額をくっ付けたまま
姫の目をしっかりと見ながら
静かに呟いた

『期待してますよ?平和島静雄さん?』

からかう様な、しかし
幸せそうな姫の言葉を聞いて
どちらからともなく唇を重ねた



─この幸せが
 ずっと続きますようにと
 願いながら


                   
フリーです、はい
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