たたかいはえんどれす
(ほのぼの?/ギャグ?)



※姫視点
 (真斗とは初対面設定)






サオトメートで昼食を買う
いつもと同じ
いちご牛乳とさおとメロンパン

いちご牛乳を手にとり
陳列棚に乗っている
最後のさおとメロンパンに手を伸ばした

が、

「「あ…」」

手はさおとメロンパンに触れる直前で
誰かの手にぶつかった

「…すまない」
「いえ、こちらこそ…」

手がぶつかった相手は
聖川財閥の嫡男様、聖川真斗だった


「「…」」

非常に気まずい空気が流れた
目の前には最後の1つのさおとメロンパン
しかし、横にはあの聖川真斗

「「……」」


仕方ない、諦めよう

「あの、それどうぞ…私は違うの食べますから」

軽く笑ってその場を去ろうとした

のに

「婦女子に譲ってもらうなど、男のすることではない。気持ちだけ頂こう。これはお前が食べてくれ」

腕を捕まれ
さおとメロンパンを手渡された

しかし、私はもう
さおとメロンパンは諦めたのだ

「いや、あの…本当にいいですから」

手渡されたさおとメロンパンを
聖川真斗に渡し返す

「いいや、受け取ってくれ」


私と聖川真斗の腕の間でさおとメロンパンが行ったり来たり


「「だから…っ!」」

「「………」」

しばしの沈黙


「…あの、はんぶんこにしませんか?」

「あ、あぁ…そう、しようか…」

これ以上こんな事を続けても
らちがあかない
と、私も聖川真斗も理解した


「じゃあ代金も半分ずつで」

「いや、婦女子に金を払わせる訳には…」

「いやいや、いくら何でも奢って頂く訳には…」


見かねた店員さんに
声をかけられるまであと3分



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