たかが団子、されど団子
(ほのぼの/ギャグ)



※姫視点






(あぁ…お団子を食べている斎藤さんもカッコイイなぁ…)

ぼんやりと斎藤さんを眺めていたら
ついつい顔がにやけてしまう
でもカッコイイのだから仕方ない
なんて考えていたら
本人と目があった


「姫?…俺の顔に何か付いているか?」

『えっ、あ、いえ、えっと…その…』


まさか『見とれていました』
なんて言える訳がない


「…もしや団子が食べたいのか?…すまない、残りは先程平助にやってしまったんだ。これで良ければ姫にやろう」


“これ”って…?


『え、あ、あのッ!!』

「食べ掛けですまない、今度は姫の分も買ってこよう」


そう言って去っていく斎藤さん
どどどどどどうしよう
斎藤さんの食べ掛けのお団子…
え、これ食べたら斎藤さんと…
なんて想像をしていたら


「あれ?姫ちゃん…?あ、良いもの発見」


─パクッ


『…ッ!?』

「やっぱりお団子は美味しいね」


どこからともなく現れた沖田さんに
お団子を食べられました


『お…沖田さんの馬鹿ぁぁああぁあぁ!!』

「ちょ、何?姫ちゃん、団子ごときでそんなに怒らなくてもいいんじゃない?」



(うぅ…せっかくの斎藤さんの食べ掛けお団子が…)

(姫ちゃんと一くんの間接接吻阻止成功☆)



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