つよがりなきむし

雨が織りなす水の暖簾が、欲しくて欲しくてたまらなかったの。
空の透けるビニル傘が、恋しくて恋しくて仕方がなかったの。
どうせ眺めた空は、重たくのしかかっているだろうけど。
どうせ見上げた空は、鉛色でしかないのだけれど。
どうして雨に飛び出したかって?
そんな稚拙なこと聞かないで。



あなたをせめてしまう涙を
隠すための抵抗なんだから。






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