Clap
心からのありがとうをこめます。


ありがとうございました。
オスカーの独り言をよろしければご覧ください。



○○○

アンジェリークの、好きなところ。
まぁ、まず数えていたらキリがない。
オスカーは書類にサインをしていた手を止めて、意識的にその中でも、厳選してみた。
仕事の合間にそうやってアンジェリークの事を考えて手を止めるのも、彼の側近は慣れっこの為、ここ最近は時折オスカーの顔がにやけても、見ないふりができる。いや。忘れられる。
まぁ、それだけ幸せそうなのだ。
例え締め切りまであと僅かであろうと、優秀な側近は、静かに妄想がおわるのを待つのだ。

オスカーは、とりあえず思いつく中から特に好きなトップファイブを並べてみる。

まず、頬を染めて見上げる笑顔。
それから、困った様に小さくなる手紙の返事。
デートの振り返りをして、浮かれた後に必ずごめんなさい、と、ありがとう、と手紙をくれる気遣い。
ふわふわで、柔らかい肌。透き通るような、金の絹糸の、髪。
淡いピンクの爪に、ぷっくりと潤った唇。
それから、それから‥と、トップファイブを超えてしまうので割愛する。
そこからしばらく、妄想は尽きることがないが、そろそろ仕事をしろと側近がコーヒーをいれてきた。

煎れたばかりのコーヒーを口にして、仕事に頭が傾いてきた。
早く仕事を終えて、彼女に返事を書こう。


その中に、君の好きなところを、かいてみよう。

でもやっぱり、オスカーはアンジェリークの事に関して、尽きることがない。だから、だから、必ず最後まで書ききれず、こう締めくくるのだ。



まだまだ、書き足りないくらいだが、ここまでにしておこう。
君の見えている場所も、見えない場所も愛しているよ。
髪も、声も、熱もーーー



そして何よりこの星を愛している所。





手紙を出すにあたり、そろそろ読者はお気づきであろうが、

オスカーはこの少女に、恋い焦がれてやまないのだ。


○○○

うちの、オスカー様はアンジェリークに恋に落ちて、時々カッコ悪いオスカー君になります。
拍手ありがとうございました。






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