平日の朝早く。今日は朝練があるから、早起きして学校に来ていた。朝練中の仕事は少ない方だけど、みんなが練習してるのにマネージャーは行かないなんてできない。私は跡部部長の指示を聞きつつ、部員のみんなの練習風景を眺めていた。・・・みんなの、は本当はうそで、見つめていたのは、忍足先輩、ただ一人だった。
 忍足先輩を追いかける形で、テニス部のマネージャーになって、半年以上経つ。今日も、忍足先輩は誰よりかっこよくて、素敵だ。低くて優しい声、広い背中、引き締まった体躯・・・見つめていると、ついこの前のことを思い出す。みんなが帰ったあと、部室で忍足先輩と、えっちした、こと。あのことを思い出すとついドキドキして、おまんこがきゅんと疼く。あれから、自分でしちゃうことも、増えちゃったし・・・。先輩の身体や、太い指を見ていると、触られていたところがまた疼く気がして・・・うう、すごくえっちな気分になってきてしまった。先輩は練習頑張ってるのに、私ったら・・・。
 そんな不純なことを考えているうちに、朝練の終了時間になった。妄想に耽っていた罪悪感から、他の子達の分も片付けの仕事をした。しっかりしなきゃ・・・。片付けも終わり部室を出ると、目の前にある木に凭れて忍足先輩が立っていた。

「あ、っお疲れ様です」
「おん、お疲れさん。待っとったで」
「え、待ってたって・・・」
「ちょお、こっち来てくれへん?」

 あんなこと妄想してた直後に忍足先輩に会うなんて。嬉しいけど、なんだか気恥ずかしくて。忍足先輩は私の腕を掴んで、裏庭の方まで歩いていく。手、大きいなあ・・・また、ドキドキしてきた。

「せ、先輩・・・? ホームルーム始まっちゃいます」
「なまえちゃんに聞きたいことあってなぁ。・・・さっき、何考えてたん?」
「ふぇっ!?」

 先輩に校舎の壁まで迫られて、壁に手をつかれる。顔、近い。またきゅんとおまんこが疼いてしまって、足を擦り合せてしまう。

「なんや、朝練中やたら俺の方見てくるし・・・やたら熱っぽい目ぇしとったから、気になってん」
「っ、そんな、こと」
「あないエロい目で見られたら、俺やってドキドキしてまうんもしゃあないと思わへん? この間のこと思い出してたんちゃうん?」
「ち、ちがいますっ!」

 先輩の顔が近くて、心臓がドクドクうるさかった。忍足先輩の匂いがして、更にドキッとしてしまう。距離の近さから、この間のことがフラッシュバックして、思わず視線を下げた。だめ、ただでさええっちな子だって思われてるのに、思い出してたなんて言えない。

「んー? なんや強情やなぁ。そないに顔真っ赤にして、説得力無いで」
「っ、だって、その」
「まあ、なまえちゃんがそう言うんやったら、しゃあないわな。・・・せやったら、下のお口に聞こか」
「え、っきゃん!」

 忍足先輩の、壁についていない方の手が、すっと私のスカートの中に入ってきた。掌が優しくショーツを撫でて、忍足先輩の指がショーツのクロッチ部分に沿わされる。先輩の、指。

「せ、先輩っ!?、」
「なんや、おかしいなあ。なまえちゃんのパンツ、湿っとるで?」
「っ! あっやあん!」

 ショーツ越しにおまんこを撫でられて、甘い刺激に身体を撓らせる。

「なまえちゃん、エロいこと考えとらんかったんやったらなんでココ濡れとるん? ・・・やっぱり。まんこ濡れてぴくぴくしとるわ」
「ひゃっだめ、らめ先輩、っやぁん!」

 先輩はショーツをずらして指を二本侵入させると、おまんこの表面を確かめるように撫でてきた。撫でるたびにクリトリスにあたって、腰が跳ねる。思わず先輩の腕にしがみついた。

「ほら、クリちゃんすっかり固くして・・・ここ大好きやもんなあ?」
「っやあ、! だめでしゅ、っせんぱ、あああん!」

 先輩の指先がクリトリスを捉えて、執拗に捏ね回してくる。足ががくがくして、先輩に思わず掴まった。さっきまでラケットをもっていた、先輩の手。それを今、わたしのえっちな液体で汚してる・・・そう思うと余計に興奮してしまって、自分のはしたなさに恥ずかしくなる。先輩の指の動きが早まって、限界が近づいてくる。

「らめっせんぱひ、イッちゃあ、っひゃん、っ」
「もうイッてまうん? 可愛えイキ顔、見せてな」
「ひんっあぁああイく、イっちゃうう、っ!」

 ビクンッ!!と身体をしならせて、ぐっと歯を食いしばった。息が上がってがくがくする身体を、先輩は優しく抱きとめて支えてくれる。先輩の匂いにドキドキして、嬉しくなった。

「もお、・・・っ先輩!」
「スマンスマン、可愛かったで。授業もう行かなあかんな」

 優しくかけられた声にきゅんとして、ああ、絆されてるなあ、と思う。無理矢理されたことなのに、全然嫌だなんて思ってなくて、はしたないな、私・・・

「俺のせいで、パンツビショビショになってもうたな。脱ごか」
「はい・・・・・・えっ?」






 スカートの中が、スースーする。歩くたびにスカートが揺れるのを手で抑えながら歩いた。後ろから捲れあがったらどうしよう、もし誰かとぶつかったりしたら・・・緊張感に苛まれながらも、自分の教室に着く。ホームルームは終わっていて、部活が長引いたという理由で先生に断りを入れた。
 言えるわけがない。忍足先輩に呼び出されて、おまんこイカされちゃって、ましてパンツまで取り上げられちゃったなんて。絶対に言えるわけがないのだ。
 幸い今日は移動教室がなかったから、ずっと席から立ち上がらなければ他の人にバレることもない、はず。椅子にお尻がじかに触れるのが変な感じだ。パンツが無いだけで、こんなに心細いなんて。

 席から離れない作戦で、なんとか五限まで乗り切った。残りは六限の数学さえ終われば、部活に行ける。部活中はジャージだからハーフパンツに着替えられるし、忍足先輩に会えれば、部活前にパンツを返してもらえるかもしれない。
 六限目が始まり、数学教師が黒板に板書しながら前回の復習から始める。もう、早く終わってほしい一心で、授業の内容なんて入ってこない。一番窓際の席の私は、窓の外のグラウンドを眺めた。

「・・・あっ」

 体育の授業をしている生徒たちの中に、忍足先輩を見つけた。同じクラスの人たちと一緒に歩いてて、部活以外の忍足先輩を見るのは新鮮で、見入ってしまう。
 ふと、忍足先輩がこっちを見た。遠くて表情まではわからないけど、なんとなく、気付かれた気がした。
 今、わたしがスカートの中に何も履いていないのを知っているのは、忍足先輩だけで。そのパンツも、忍足先輩が持っていて。改めて考えると、本当にあり得ない状況だ。先輩、一体何を考えているんだろう。遊んでる?私が困ってるの見て、楽しんでる?それとも、・・・興奮してくれてたり、するのかな。
 忍足先輩と、部室でえっちしちゃった時のことを、また思い出してしまう。忍足先輩にたくさん、恥ずかしいところを見られて、触られて・・・初めて見た、忍足先輩のおちんぽ。おっきくて、固くて、私のおまんこのナカ、いっぱい突いてきて・・・思い出すだけで、おまんこがきゅんと疼いてしまう。何も履いてないのに、濡れてしまってるのがわかる。自然と足を磨り合わせてしまって・・・やだ、こんなんじゃ本当に変態だよ・・・。
 結局、六限の時間は忍足先輩のことが頭から離れなくて。帰りのホームルームが終わって、みんなが帰り支度をしている中、急いでトイレに駆け込んだ。

「うっ・・・濡れてる」

 びっしょりと濡れたそこは、太腿にも少し垂れ出していた。急いでトイレットペーパーで拭う。椅子についてたらどうしよう・・・。
 ドキドキしながら、スカートの中に手を忍ばせる。すっかり濡れてぬるぬるしたおまんこに指先が触れて、ドキッとした。そのまま、指を二本、ナカに滑り込ませてしまう。朝、忍足先輩に触られたときの事を思い出す。太い指が、的確に気持ちいいところを擦ってきて、固くなったクリちゃんを、くにゅくにゅ弄ってきて。自然とナカに入れた指を早く動かしてしまって、もう片方の手が、クリちゃんに伸びた。

「はぁ、っんうぅ、は、あぁ、っんんん」

 まだ人も多い時間、誰かが来てしまうかもしれない。声を殺して、夢中で指を動かした。忍足先輩の体温、息づかい。優しい、色っぽい声。思い出していくうちにどんどん息が上がる。おまんこから聞こえるくちゅくちゅした音が耳をついた。目を閉じて、忍足先輩の顔を思い浮かべた。

「っあ、んうっ、んんんんんんっ!!」

 ビクンッ! と大きく腰が跳ねる。ナカがどくどくと痙攣して、ゆっくりと指を引き抜いた。
 ・・・学校で、ひとりで、しちゃった・・・。自覚して急に恥ずかしくなって、急いでまたトイレットペーパーで拭いてからトイレを出た。こんなんじゃ、本当に変態だよ・・・! とてつもない罪悪感でいっぱいになる。忍足先輩と顔を合わせるのも、少し気まずい気がしてしまう。でも、部活には行かなきゃだし、パンツだって、返してもらわなきゃ。
 教室に荷物も置きっぱなしで来てしまったから、一度教室に戻らなきゃいけない。そこから部室まで行って、ジャージに着替えてしまいさえすれば・・・そう思いながら、教室のドアを開けた。クラスのみんなはすっかり帰ってしまっていて、教室にはただ一人、私の席に座っている彼だけが居た。

「お、忍足先輩」
「なまえちゃん、遅かったなぁ。待っとったで」

 忍足先輩が、私の席に座っていたのだ。さっきまで、私が座ってた椅子・・・。顔が赤くなるのを感じて、ドアを閉めることで誤魔化した。

「迎えに来たんやけど、なまえちゃんもうおらへんかったからなぁ。荷物はあったから、また戻ってくるやろ、思て」
「そ、そうだったんですね。お待たせして、すみません」
「ええよ、そんな。ほら、おいで」

 おいで、なんて優しい言葉にドキッとしてしまう。言葉通りに先輩の前まで歩いて行くと、優しく手を握られた。

「・・・顔赤いで。なんや、ノーパンで一日過ごすん、そないに興奮したん?」
「っち、ちがいます! は、早く返して、下さい」
「ほな、確認したるから。スカート捲って見せてみ」

 そしたら返したるから。そう言われた忍足先輩に、逆らえなくなってしまって。握られていない方の手でスカートをたくし上げる。何も履いてないそこを見せつけるようにしてしまって、恥ずかしくて俯いた。すると、忍足先輩は空いた手でそこに手を伸ばしてくる。

「っひゃん」
「ナカ、ヌルヌルしとってあっさり指入ったで? それやのに、ナカめっちゃギュウギュウや」
「せんぱひ、っ」
「まさかとは思うけど・・・まるでイッたばっかりみたいな締め付け方やで?」
「っ!」

 思わず顔を上げて忍足先輩を見ると、ニッと口端を上げる。そして、握っていた手を、鼻に近づけた。

「なまえちゃんの指先、なんやエロい匂いしとるし・・・ナニしとったんかなぁ、さっきまで」

 カアッと顔が熱くなる。忍足先輩は、もう全部見透かしてる。全部わかっていて、それでもわたしに言わせようとしているんだ。部室での、あの時みたいに。ゆっくりとした動きでおまんこのナカを撫でられながら、鋭い目で見つめられる。もう、だめ、ガマンできない。

「っ、自分で、さ、触って、ました」
「ガマン出来ひんくて、学校でしちゃったん?」
「今日ずっと、ドキドキしてて、その、ガマンできなくて」

 私の言葉に満足度したのか、忍足先輩はナカから指を引き抜いて、濡れた指先をペロリと舐めた。そんな仕草も色っぽくて、ドキドキしてしまう。

「ほんまにエロい子やなあ、なまえちゃんは。他の奴らが知ったらどう思うやろな」
「っやだ、言わないで、ください・・・」
「言わへんよ。こないに淫乱で可愛い子、俺が独り占めせなあかんわ」

 先輩は立ち上がって、私を優しく抱き締めてきた。逞しい身体にドキドキする。忍足先輩は私の手を取ると、そっと忍足先輩のおちんぽに、制服越しに触らせてきた。かたく、なってる。

「なまえちゃんのこと見とったら、俺もこないになってもうたわ」
「っ、先輩」
「俺のちんぽな、もうなまえちゃんのナカ入りたくてしゃあないんや・・・なあ、」
「ひゃん、っ、そんな、の」

 ぐっと顔を近付けられて、さっきより余裕無い表情で言われたら。きゅんと奥が疼いてしまって、忍足先輩のじゃないと届かないトコ、いっぱい擦ってほしくて。はしたない欲求が溢れて、両手で自ら、スカートを捲り上げた。

「わたしも、忍足先輩のおちんぽ、挿れてほしい、です」

 そう言い切ったとたん、忍足先輩に力強く抱き締められて、そのまま床に倒された。忍足先輩は手早くおちんぽを取り出して、一気にナカに挿入してきた。

「っひあああぁん!! せんぱひっ!」
「はあ、っなまえちゃんのナカ、めっちゃ締め付けてきよるなあ、っめっちゃええ、く」
「あぁんっ奥まで、っ奥まできてりゅ、おちんぽ奥まできてりゅのぉっ!」

 パンパンと肌のぶつかる音が響く。忍足先輩の手でブラウスのボタンも外されて、ブラをたくし上げられた。揺れるおっぱいに吸い付かれて、思わず身体を捩らせた。

「らめっちくび、両方だめれしゅ、っああん!」
「っ可愛えな、乳首舐められてきゅっきゅナカ締めて・・・ほら、っ」
「あひぃっ! らめそれっ奥しゅごいっああん!」

 忍足先輩に両足を抱えられて、上に乗り上げるようにされて腰が浮く。上からおちんぽを突きこむようにされて、あまりの激しさに声が上がる。

「せんぱひっらめこれぇっイッちゃうぅ! イッちゃうからぁっ!」
「っええよ、俺もそろそろアカンわ、っく」
「あああああんっイッちゃ、イくのぉおっああぁっ!!」
「っ出すで、あ、イく・・・っ!」

 ビクンッ!びゅるるるっ! 身体全身が痺れて跳ね上がった。ナカで先輩のおちんぽがどくどくと射精しているのを感じて、きゅんと締め付けてしまった。

「っはぁ、ぁ、んう・・・っ」
「なまえちゃん・・・」
「忍足、先輩・・・っ」

 息も絶え絶えに、忍足先輩の背中に腕を回した。力が入らなくて、背中を少し摩ると、忍足先輩は私の足を下ろして、私の身体を抱え直してぎゅっと抱きしめてきた。力強く包まれている感覚にドキドキする。それと同時に、ナカに入ったままのおちんぽが擦れて、感じてぎゅっと締め付けてしまった。

「・・・もっかい、する?」

 そう言った忍足先輩の頬はほんのり赤くて、見つめてくる瞳は熱を孕んでいた。そんな風にされたら、興奮してしまうのも仕方なくて。こくんと頷くと、忍足先輩はにっと笑って、また腰を動かし始めた。


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