「あ、おかえり」

襖を開けると、一足先に戻ってきていたなまえが、浴衣姿で佇んでいた。すぐ横に腰を下ろすと、自然と寄り添ってきて、可愛らしく思いながらそれに応えた。

「温泉きもちよかった?」
「あぁ、生き返ったで。めっちゃすっきりしたわ」

やっとの思いで休みが取れた今日は、一泊二日で温泉旅行に来ている。ずっと目星をつけていた宿に部屋を取っていた。着いて早々、それぞれ温泉に浸かったところなのだ。混浴やないから一緒に入られへんかったけど、後程二人で客室にある露天風呂に入る予定である。

「失礼致します、お食事の方お持ち致しました」
「あ、ありがとうございます!」

丁度事前に注文していた料理が運ばれて来て、隣に座っていたなまえは机を挟んで向かい側に移動した。運ばれてきた和食はどれも俺好み。なまえも目の前の料理に目を輝かせており、そんなところがまた可愛かった。

「いただきま〜す。すごいね、どれも美味しそう」
「焦らんとゆっくり食べや」
「わかってまーす」

はしゃぐなまえを微笑ましく思いながら、自分も箸を取った。どの料理も美味いが、中でも鯛の刺身が絶品や。料理を味わいながらなまえの方に目をやると、美味しそうに、幸せそうな顔をしていたので口元が緩んだ。

「えっ、なんで笑うの」
「ん? 美味そうに食っとるから可愛え思って」

素直にそう口にすると、少し恥ずかしそうに笑った。あー、可愛い。めっちゃ幸せやな俺。今の自分がだらしない顔しとるのがなんとなくわかる。気を落ち着かせるように、お茶を喉に流しこんだ。



食事を終えて、またなまえが横に来て、暫くテレビを付けながら寄り添っていた。よりかかってくるなまえの体温を愛しく思いながら、なまえの髪を撫でた。

「ゆうし、」
「ん? ・・・あ」

ちゅ、と唇に軽くキスをした。そのまま顔を肩に載せてぎゅっと抱きついてくる。可愛い甘え方にときめきつつも、薄い浴衣越しに感じる柔らかい感触に身体が反応した。

「なんや、誘っとるん?」
「んん・・・・・・」

悪戯っぽくそう言うと、声にもならん声を出して抱きつく力を強めてきた。こんなことされて、平気でいられるわけがない。リモコンでテレビを消して、なまえの身体を起こし布団へと移動させた。



「んっ、んう、はぁ、ん」

押し倒したなまえの身体にのしかかるようにして、深く口付けた。可愛い舌を捕まえて絡ませ合いながら、なまえの身体を撫であげる。なまえはぎゅっと俺の身体にしがみつきながら、気持ち良さそうに身体を捩らせる。柔らかい唇を堪能しつつ、浴衣の上からおっぱいに手を伸ばす。柔らかい。

「んっはあ、ん」

やっと唇を離すと、うっとりした顔で見上げてくる。ぞくりと身体が震えた。高ぶりを表に出さないようにしながら、なまえの浴衣を開けさせた。

「可愛えな」

浴衣から覗く肌の綺麗さに目眩がする。そっと素肌に触れると、入浴後のおかげでしっとりとして、吸い付くようだ。手のひらに収まるサイズのおっぱいを優しく揉みながら、首すじに舌を這わせた。

「んう、っゆーし」
「ん、なに?」
「んっ、ひゃん、気持ちい、ん」

指先で固くなった乳首を弄ってやると、気持ち良さそうに喘ぐ。舌先でチロチロと舐めてやると俺の肩を掴んで腰をはねさせた。

「おっぱい気持ちええんやね? 乳首こないにして・・・」
「やあ、っはあ、ん」

強めに吸ってやると、肩を掴む力がこもる。乳首への愛撫を続けながら、手を下へと下げていく。浴衣をかき分けて、そのままショーツを下げさせた。

「なんや、えらい濡れとるで? シミ出来とる」
「っ見ないでよ、もう」
「あかんよ、全部見せて」
「っひゃ、やあ」

ショーツを取り払い、腿を掬って大きく開かせた。ぱっくり開かされ晒されたまんこが、淫靡に光った。

「綺麗やで」
「っひゃう、んあぁっ」

濡れたまんこを指で広げさせ、舌を這わせた。ヒクつくそこに口付けるように、舌を挿入させてじゅるじゅると音を立てながら吸いついた。

「ああらめ、それだめ、気持ち良過ぎてだめえ、っ」
「じゅる、っええんよ? いっぱい気持ちよおなりや」
「っそこで喋らないれ、あああん」

まんこの中が段々ピクピクと痙攣し始めた。イキそうやな、これ。イく直前を見計らって、口を離した。

「っあ、・・・いじわる」

物欲しそうな顔をして見つめてくるなまえを見て、口角が上がる。なまえの横に寝そべって、両手で身体を引き寄せて抱き締めた。

「イキたいんやったら、ちゃんとお願いし?」

至近距離で見つめ合いながらそう言うと、なまえは恥ずかしそうに口を開いた。

「侑士、っ」





薄暗い部屋の中、どことなく淫靡な雰囲気が漂っている。仰向けに寝て見上げる先は、恥ずかしそうにこちらを見下げてくるなまえや。

「ほら、早うし」
「う、うん・・・っ」

急かされたなまえは、恐る恐るといったように俺の浴衣に手をかけた。なまえの浴衣は開けたままで、そんな状態の彼女に身体に触れられているのだから、興奮しないわけがあらへん。俺の浴衣を開けさせボクサーパンツを脱がせたなまえは、ギンギンに勃ち上がったちんぽにそっと触れた。

「すごい、かたくなってる」
「・・・なまえのこと触っとったらそりゃあ、な」

なまえは腰を浮かせて、ちんぽの先端をまんこの入り口に擦り付ける。そのままゆっくり、腰を沈めた。

「っひゃああ、んんっはいって、くる・・・っ」
「ん、っなまえんナカ、めっちゃええわ・・・ほら、奥まで挿入ったで」

あたたかくて、きゅんきゅん締め付けてくるなまえのまんこにゾクゾクする。ああ、今すぐにでも突きまくってイかせたい。その感情をぐっと堪えて、優しくなまえの腰を撫でた。

「ほら、いつまで焦らすん? そろそろ動いてや」
「ん、うん・・・」
「なまえの好きなトコ、当たるように動いてみ」

そう言うと、ゆっくりと腰を動かし始める。いつも俺がしてやってるような速度ではなく、ゆっくりと。気持ち良くて早く動けないのだろう。でも確実に腰を動かす速度は段々と早くなっていく。

「はあ、あんっゆーし、ゆーしぃ・・・っ」
「なまえ、ええよ・・・気持ちええの?」
「っ気持ちい、ゆーしのおちんぽ、気持ちいよおっあぁ」

堪らないのか、どんどん速度が早くなる。なまえのその姿は淫乱そのもので、夢中で快感を追いかけていた。開けた浴衣、動くたび揺さぶられるおっぱいに綺麗な肌。欲に染まった表情。そんななまえに見つめられ、どんどん俺自身熱が上がる。絶景やわ、これ。普段隠されたもの全てを俺にだけ、今見せ付けていやらしく腰を揺らし喘いでいる。その事実が余計俺の興奮を沸き立たせた。

「っあぁん、おちんぽ、おっきくなったあ・・・っあぁん」
「なまえのやらしいとこ見せ付けられて、平気で居れるわけないやろ・・・っ可愛えな」
「ひゃあん、っゆーし、イッちゃうの、っも、だめえ」
「ええよ、そろそろイき」
「っイく、イッちゃううゆーし、ゆーし・・・っ」

ビクッビクンッ!! なまえは身体を大きく跳ねさせて、ナカをびくびくと痙攣させた。イッた感覚がちんぽに直に伝わってくる。あかん、これ。

「っはあ、ん・・・っ」
「そないに気持ち良かったん? 次、俺の番やで」
「っうん、っひゃああああんっ!!」

身体を起こして座位の体制になり、なまえの身体を捕まえると、そのまま激しく奥へ突きこんだ。堪えていた箍が外れたかのように、思うままになまえを犯す。

「らめぇっゆーし激しっ激ししゅぎゆ、らめぇえむりぃっ!!」
「っ俺かてもう我慢できひんよ、なまえ、なまえ・・・っ」

腰を振りながら口付けし、深く舌を絡ませ合いながらなまえを押し倒す。両足を抱えて激しく腰を振った。急に激しくされて戸惑いつつも気持ち良さそうに喘ぐなまえが可愛くて仕方がない。目が合って、嬉しそうに笑う。自然と動きが早まった。

「っ、なまえ、そろそろ、あかん・・・っ出して、ええ?」
「あぁああっいいよお、ゆーしのぜんぶっひゃん、#おまんこにちょおだいぃっ!」
「イく、なまえっ、俺のちんぽ、なまえんナカでイくで・・・っ」
「ひあ、あぁああんっ!!! でてる、出ててるのお・・・っ」

俺がイッたのとほぼ同時になまえもイッたようで、びくびくと体を震わせた。行きも絶え絶えに、優しくキスをすると幸せそうに笑う。その顔がまた可愛くて、もう一度キスをした。





「身体、平気か? 疲れたやろ」
「んん・・・大丈夫」

事後。客室の露天風呂に二人で入り、後ろからなまえを抱き締めていた。あの後結局俺の熱が収まらずになまえを付き合わせてしまった。すっかり疲れさせてしまい、大丈夫とは言いつつも力が入っておらず俺にもたれかかってきていた。

「お風呂、気持ちいい」
「・・・せやな。来れてよかったわ」
「わたしも。最近あんまり二人の時間なかったから、嬉しい」

切なそうに言うとなまえに、胸が締め付けられる。いつもより甘えて来ていたのは、寂しさから来ていたのだろう。申し訳なくなって、抱きしめる腕に力を込めた。

「堪忍な、寂しい思いさせて」
「ううん、いま一緒だから、いい。ね、ちゅーしていい?」
「・・・アカンなんて言うわけ無いやろ?」

なまえは振り返ると、軽いキスをして正面からくっついてくる。ぴちゃぴちゃと鳴るお湯の音を聞きながら、なまえを抱き寄せた。

0404
藍瑠様、大変遅くなりました!リクエストありがとうございました。気に入っていただけたら幸いです(;;)
≪ | #next_≫_≫
×