沈んでいた意識が、ゆっくりと浮上する。目が覚めたら、大きな腕の中で横になっていた。
「起きたんか」 「んー・・・いま何時?」 「1時過ぎ」
まだ眠さが瞼にのしかかって、ぼんやりしていると唐突に触れるだけのキスをされた。侑士の顔を見ると、「おはよ」とだけ言って、優しく微笑まれた。
「おはよって時間じゃないでしょ」 「そやけど、気持ち良さそうに寝とったから。寝言も言ってたで」 「えっうそ、なんて?」 「ないしょ」
ぽんぽん、とわたしの頭を軽く叩いて、侑士は上半身を起こし読書灯の近くに置いてあったペットボトルを手渡してくれる。誤魔化されてしまったことが少し引っかかるけど、素直に受け取って私も上半身を起こしてペットボトルに口付けた。すっと肩を抱かれて引き寄せられたので、そのまま侑士に寄り掛かった。素肌が触れ合って、お互い何も着ていないことを思い出す。寝る前のことを思い出して少し恥ずかしくなった。
「侑士は起きてたの?」 「ああ、目冴えてもうて。退屈はせえへんかったけど」 「? なにしてたの」 「可愛い彼女の寝顔見てた」 「・・・ばーか」
さらっと嫌味もなく言ってみせる侑士に、嬉しいような悔しいような気持ちになって、再びベッドに横になった。そんな私を追うように、侑士も隣に横になった。
「せやって、あんまり気持ち良さそうにしとるから。可愛えなぁって」 「うるさい、もう、恥ずかしい」 「・・・寝る前もっと恥ずかしいコトしとったんやけどなぁ〜」 「っば、ばか!」
伏せてた顔を侑士に向けると、前触れもなく唇を塞がれた。唇を味わうような動きにとろけそうになる。舌が入り込んできて、わたしのそれを絡めとられる。相変わらず、上手いなあ、なんて思いながら侑士にしがみつくと、侑士が私に覆い被さってきて、太腿に固いものが触れた。さっきまでそれに散々いじめられていた場所が、きゅんと疼いた。
「・・・当たってる」 「んー、何が?」 「ばか、っん」
面白そうに笑いながら、侑士は私の首筋に舌を這わせた。ぴったり身体をくっつけてきて、侑士の胸板が私の胸に当たる。胸筋の固さに男らしさを感じて、ドキッとした。もう何回だって、触れてきてるのに。甘ったるい雰囲気が重くのしかかって、変な気分になってくる。流されやすい自分に少し呆れた。
「んぅ、も、」 「可愛い」
首筋を這っていた舌は耳元に到達して、艶っぽく囁かれた。ビクリと肩を震わせると、侑士は小さく笑って上半身を起こした。
「あんまり可愛えから、もっと可愛がりたなるわ」
侑士は私の膝裏を掬って、大きく開かせてきた。掛け布団はとうにどこかに追いやられていて、薄暗い部屋の中で侑士にだけ、恥ずかしい格好にされているのが丸見えになる。
「ここ、さっき俺が出したん垂れてきとって、めちゃめちゃやらしいで」 「っ見ないで、もう」
すっかり大きくなったおちんぽの先で、おまんこを擦られる。きゅんと疼くそこを焦らすように擦られたかと思うと、固くなっていたクリに当てられた。
「固なっとるよ、ココ」 「だめ、そこ・・・っ」 「気持ちええ?」
ゆっくりとおちんぽをおまんこに擦り付けて、クリトリスに当たる度おまんこがキュンとした。焦らすようないやらしい動きに、自然と腰が揺れる。侑士は再び身体を前に倒してきて、首筋や頬にキスをしてきた。ところどころにキスを落としながらも、いやらしく擦り付けられる動きは止まない。
「なまえのまんこ、めっちゃ吸いついてくるで?」 「っはあ、ん、そんなの、わかんない・・・っ」 「やらしく涎トロトロ出して・・・なんやまだ欲しいみたいやなぁ・・・」
意地悪く囁いてくる侑士に、反論しようにも言葉が出てこない。寝る前の行為がフラッシュバックして、またおまんこがきゅんと疼いた。もっと、まだ、ほしい。本能がそう発している。
「ゆうし、っも、やぁ」 「んっ、もう、何が嫌?」 「焦らすの、やだ・・・っなか、いれて?」
羞恥で目に涙が滲む。未だに自分から強請るのは恥ずかしくて仕方がなくて、侑士の目が見れなくなった。侑士は私の頬にキスをして、おちんぽの先をおまんこに充てがう。
「ほんまに、可愛い」
ぐい、と腰を引き寄せて、ゆっくりとおちんぽが挿入ってくる。奥までしっかり挿れられてから、ナカで擦り付けるように動き始めた。
「っあん、あん、侑士、っ」 「なまえ、なまえ・・・っ」
侑士の色っぽい声にさらに熱が含まれていて、そんな声で名前を囁かれてきゅんとする。焦らすような動きに耐えかねて、自分からも腰を振った。
「っ、自分で腰振って淫乱やなぁ、なまえ」 「はぁ、んっ侑士が、焦らすからぁっ、ん」 「わかったわかった、っ掴まっとき?」
優しく笑った侑士の顔を見て、両腕を背中に回してしがみついた。侑士も私の身体をぎゅっと捕まえて、鼻先にキスを落とす。そしておちんぽをギリギリまで引き抜いてから、一気に奥へと打ち付けた。
「あひっあぁんっ! しゅごい、奥ぅっ、きてる、っ!」 「っなまえんなか、ヤバいわ、はぁ、っ」
奥に容赦なく突き込まれ、あまりの激しさに声を上げる。結合部から液体が溢れてるのがわかって、ぎゅっとナカを締め付けた。
「はげしひ、っ気持ちいいよお、侑士っあぁん」 「俺も、ええよ・・・なまえんナカ、めっちゃええ」
ずちゅっずちゅっ!と音が聞こえてくるようで、あまりの激しさに顔が熱くなる。耳元で聞こえる侑士の荒い吐息に煽られて、どんどん上り詰めてしまう。
「あぁぁんっらめゆーし、っイっちゃ、イっちゃうよぉ!」 「俺も、そろそろアカンわ・・・一緒にイこな・・・っ」
ラストスパートをかけるように、ぱんぱんと打ち付けて、おまんこのナカがぴくぴくと震え出す。侑士がぺろ、と首筋を舐めて、ゾクッとした。
「ひにゃぁああんイくぅっゆーしと一緒に、っおまんこイっちゃうよぉお!」 「っく、なまえ、なまえ・・・っ」
ビクビクッビクッッ!! 身体を跳ねさせて、ぎゅうっと侑士にしがみつく力を強めた。ナカで侑士のおちんぽも果てて、たっぷりと注ぎ込まれる。ゆっくりとおちんぽが引き抜かれて、力が抜ける。
「ゆうし、っ」 「なまえ」
自然と唇が近付いて、触れ合う。柔らかい感触に安心する。優しく包み込むように抱き締められて、侑士が私の横に寝転がった。優しく、激しく愛してくれる彼を益々愛おしく思いながら、ゆっくりと目を閉じた。
0826 きよい様リクエストありがとうございました!ご希望に沿えられたかわからないですが、お気に召せば幸いです。これからも当サイトをよろしくお願いします(^ ^)!
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