小説 | ナノ

  晴れ時々僕。




はぁなんで、平助はこんなに可愛いのかな?
















いきなりだけど、僕には付き合っている子がいる。とても愛想がよくて、可愛くて、元気な僕にはもったいないくらい、素敵な子
そう、素敵な子なんだ…

つまり、すごくモテるんだ
そこまでは仕方ないかもしれない、可愛いんだから
でも、本人には全く自覚がないから僕と付き合ってるのに
あんなに言い寄られるんだよ…
それに、僕にも限界と言うものがあるんだよ、
まぁ──そろそろお仕置きしなくちゃね、ってこと

今は昼休みだから当然と言えば当然なんだけど、言い寄られている平助発見
ほら、噂をすれば何とやらってやつだね





「ほら、平助これ食うか?」

あぁ、今日は佐之さんか

「うん!」

もう、目キラキラさせちゃって
ってか教師が一人の生徒をこんな特別扱いしてもいいのだろうか、まぁそんなのは今更だが

「はぁ平助なーにつけてんだよ、子供かっつーの」

そう言うや否や、その男は
指ですくい取りペロッと舐める

このセクハラ教師め

「なっ佐之さん!」

あぁムカつくなぁ!、佐之さんは絶対僕がいるのわかっててやってるし
わかってても、いいかげん僕だって虫の居所が…ね

「佐之さん、平助にセクハラするのはいい加減やめてください。」

「え、総司いきなりなに?俺セクハラ何てされてないよ?」

……あれをセクハラと言わず何て言うんだ

「そうだ、俺はセクハラなんかしてねえよ」

「はぁわかりましたよ、話しても無駄だってことがね、」

諦めが肝心と言う言葉があるくらいだからね

「でも、次にやったら…いくら佐之さんでも許しませんよ」

「わぁったよ、んなに怒んなよ」

「別に怒ってませんよ

あ、そうだ平助」

突然呼ばれた事に驚いてはいたけど、ちゃんと僕の話を聞いてくれる

「帰ろう?」

「え?なんで?体調でも悪いの…?」

「うん、そうなんだ」

ホントは体調なんか悪くもなんともないんだけどね

「おまえが本当に体調がわるいとしても、なんで平助まで一緒に帰らなくちゃ行けねぇんだよ」

また余計な邪魔が

「いいじゃない今日ぐらい、僕のためにサボってよ
それに、両親とも働きに出てて誰もいないんだよ」

「だからなんだってんだよ」

なんか佐之さん土方さんみたいになってきたよなー
平助がらみのときだけだけどさ

「だから、看病してもらおうと思って
ってことで平助、帰ろう」

「わかった、」

「じゃあ、あとは佐之さんよろしく、うまく誤魔化しといてね」

んなの、教師に頼んでんじゃねぇよとかなんとか言われた気がするけど、
僕はそのまま無視して平助を連れて帰る






たわいもない話をしながら
帰っている時間ってあっという間だよね、特に好きなこといるとさ
ほら、だってもう僕の部屋だよ?


「総司、大丈夫か?」

「うん、大丈夫」

「…大丈夫って、体調悪いって言うから早退までしてやったのに……とりあえず寝とけよな」

「別に大丈夫なんだけどなーサボりたかっただけだから」

「は?」

あら、僕ったら思ったことが口からこぼれちゃったみたいだ

「あはは、バレちゃったね」

「あはは、じゃねーよ!……俺、今からでもがっこ戻ろうかな…」

そして見るからに肩を落とす
と言うか呆れてる

「そんなこと言わないでよ、そんなことしたら、僕は学校で君を襲わなくちゃいけなくなるじゃない」

「は!?んで、そうなるんだよ!」

「あれ、気付いてなかったの?佐之さんにちょっかい出される辺りから我慢してたのになぁ…」

「んなっ気づかねぇよ!それにそんなことのために俺は早退した訳じゃねぇ!」

「でも、もう早退しちゃったわけだし、いいよね」

そう言うや否や平助の返事も聞かず、ベッドへ押し倒し
キスをする




「んん!…ふぁ…ぃ…んぅ、あ」

「嫌がってても身体は素直だよね」

「んなことねぇ!…っ」

そんなことないね…こんなに反応しといて、

「ふふ、じゃあイかなくても平気だよね?」

「…え………?」


だって嫌なんでしょ?と、付け足せばなにも言えなくなったようで潤んだ目で僕を見つめる
その仕草でバレバレなの気付かないのかなぁ

まぁ言い出したのは平助なんだから、自分の言動には責任を持たないとね

僕は意地悪く笑い、胸についた突起の片方をを口に含み、もう一方は指先で弄る

「んっ……あ、ふぁ…んぅ」

なんかいつもより感度高い気がするなぁ
僕は嬉しい限りだけどね

「…ん、あぁ、ゃめ……っ!」

「やめてほしいの?じゃあこっちにしようかな」

僕は平助の中心へ手を伸ばす

「…っ!」

「嫌だって言うわりには反応してるよね」

「……言う、なぁ…んっ、あぁ…っ」

触れるか触れないかぐらいのところで刺激する

「あはは、腰揺れてるよ?そんなに触ってほしいの?」

「ちが…ぅ……んっ…ふぁ」

「ふぅん」

そうは言ってるけど、説得力無さすぎたよね、
そんな平助の根本をギュッと指で押さえて、上下に激しく扱い、口で煽るようにちゅっと先端を吸う

「…そ、じ……やらぁ…あん…っ」

「何が嫌なのかな?言ってくれなきゃわからないよ」

平助の瞳からは"理性"という言葉は消え失せていて

「手ぇ放して…!もう、イかせて…っ」

「っ仰せのままに……」

素直におねだりした平助には少し驚いたけれど
僕は指を放しそして一度先端を強く吸う

「あ、あぁぁ───っ!」

僕は平助のを飲み干すと
平助のもうひとつの口にプクッと指を入れる

「指入れただけなのに、ヒクヒクしてる、そんなに期待してたの?」

射精した余韻からか
少し虚ろな目で僕を見ていた平助に理性が戻ってきたのか

「…んな訳、ねぇだろ!」

と反論の声が上がった
そっか、と悲しそうにして見せると

「…総司?」

「平助は僕との行為好きじゃないんだぁと思ってさ、そうだよね、今までだって僕が無理矢理押し倒してばっかりで同意なんて求めなかったもんね…」

ほんとは知ってる、平助は照れ隠しで言ってるだけで
僕との行為も確かに最初はいやがるけど、でも満更じゃないことぐらい

「…………う、そだから」

「え?」

「だから、本当は期待してたって言ってんだ!」

今日の平助はほんと素直だな
ニヤリ、としたのが自分でもわかる。そんな僕見て騙されたことに気がついたからか、口がわなわなと震えている、そしてボッと赤くなる
自分が言った事を理解したのだろう
本当に可愛いなぁ

「…ふぅん、そうなんだ…じゃあ期待にはお応えしないとね」

僕は指を引き抜き、僕のものをあてがうと一気に突き上げる

「ん、あぁっ!…ふ」

「ごめんね、僕もう余裕ないみたいだから…っ」

僕は激しく腰を打ち付ける

「あぁ!…はげし…っん…ぁあっ…んぅ、そうじぃ…もっと…ぉくも…!」

「わかってるよ…っ」

「…もうイくぅ…でちゃうよ…!」

「いいよ…一緒にイこう?」

僕はいっそう奥へと突き上げると、平助は果て、平助の締め付けにより僕も果てるのだった












「…じ、総司」

「…んっ」

あれ、平助?あ、あれから知らぬ間に寝ちゃったみたいだ
まだ繋がったままだし…

「このままじゃ風邪引いちゃうね、お風呂行こうか」

平助から自身を引き抜くと
どろっと流れ出す僕のもの

「…うっ……」

流れ出る感触が気持ち悪いのか平助から微かに漏れる
そのままお風呂場へ向かい
後処理をする途中、僕の理性の糸が切れ第2ラウンドに突入するのであった……


 晴れ時々僕




(平助、大好きだよ)
(…!俺もっ)




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