俺が丸井という名字に変わってから早15年。


『・・・・・・そろそろ、ばらしてもいいかなぁ』




ウィッグの下に覗く紅い髪。

それは、颯太の大好きな、愛していると言っても過言ではないほどの弟と同じ色だった。





『―――とりあえず、今日も一日頑張るか』






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