小説 | ナノ

ただ一人に愛されて.4 [ 52/145 ]


 佐久穂にとって散々な初体験を終えた後、ぬらりひょんの次なる行動は早かった。
 『子供には親が必要じゃ。子が出来る前に夫婦になるのが常識なんじゃぞ』などと言い包め佐久穂を嫁に据えた後、毎晩のように彼女を襲っていた。
 二人の子を儲けた佐久穂は、ぬらりひょんに死ねと迫るも、またも『子供の教育には親が必要不可欠。大きるなるまでは死ねん』と言い包めた。
 そして―――20××年某日の奴良組のとある一室では。
「何じゃリクオ。見ての通り取り込み中じゃあっちへ行け」
 佐久穂の上に跨り腰を振るぬらりひょんに対し、リクオは妹の佐久穂を連れて二人の性交を凝視している。
「佐久穂を善がらせようと思うんだが中々上手くいかねぇんだ。親父に聞こうにも、母さん連れて雲隠れしやがった。ジジイ、教えろ」
「教えろっつてもなぁ。見て実践してみろ」
 ぬらりひょんは、佐久穂の腰を掴むと上下左右に揺さぶり、次第に動きが早くなる。
「あう、あんあぁん…だめぇ…だめぇぇ…」
 高速ピストンで腰がガクガク揺れ、甲高い悲鳴のような嬌声を張り上げ、腰を突き出しながら快楽を貪った。
「あん、あん...イク、イチャゥ...ああぁぁぁんっ!!!」
 子宮の奥が疼き、大きく身体を痙攣させブシューと勢い良く潮を吹き絶頂を迎えた。
 ぐったりと弛緩する佐久穂の身体を起こし、リクオたちに見えるように背面座位の形で犯される。
「ほれ、リクオもやってみろ。前座はしっかりな」
 指の腹で秘芽を擦り上げられながらガンガンと突き上げられる。
 何が悲しくて実の孫二人の前で精戯の手ほどきをしなければならないのか。
 佐久穂は、羞恥心と悔し涙を零しながら、いつか絶対死に追いやってやる!と固く誓いながらぬらりひょんが満足するまで抱かれ続けたのだった。






----------------あとがき&零れ話-------------------
色々と済みません。本当は、もっと長くなりそうなお話でした。
双子(鯉伴と梓)を産んだは良いが、鯉伴が梓を食っちゃって。
リクオと佐久穂が生まれ、さらにリクオが佐久穂を食っちゃったという近親相姦ネタ。
その都度、精戯の指導をぬらりひょんから受ける…嫌な悪循環。
付き合わされる夢主’Sには溜まったもんじゃない?
アホの子なので、色々とぬらりひょんに言い包められてそう。
でもLOVEはない。良いのかそれで?なお話になってしまいました。

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