雪纏う白珠

別名、スノウパール。
いつも雪が降り、積もる地域にて、
一年に数度ある晴れの日に咲く花の中に
ころりと転がる、白く輝く丸い種子。
茎から葉、花弁まで雪のように白いその植物の種は、
熱に弱く、長時間熱に晒してしまうといつの間にか溶けてしまう。
ただし常温(15℃前後)程度では溶けないので、
比較的保存しやすいだろう。
また、この種子および花弁は重い病の治療薬として使うことができ、
その希少性ゆえに求める人が後を絶たない。
しかるべき場所であれば高価で取引できるだろう。

"白雪が視界を遮る中、ふと、雪がやんだのだ。
いつの間にか吹雪を抜け、青空が私の頭上にあった。
足元に目をやれば、まるで最初からそこにいたというように、
白い花が私に寄り添っていた。"
――書籍『白探し』より

石言葉は「見つけにくい探し物」「儚い美しさ」
水・地属性の加護を持ち、
素材として使うことができそうだ。