Garden


零れる朧月


月白の淡い光がゆら、ゆら、と。
水の動きに合わせてまたひとつ、零れる。
満月のように丸い硝子球に収められ、
手のひらの上で小さな月のように輝く。

"雲の多い夜空に、月白の明かりが滲んだ。
ふと足元を見れば、そこにあるはずの湖は
恐ろしく美しく、そのものが月だと言わんばかりの
光を零していた。"
――書籍『月と夜想曲』より

これは「鏡」の欠片。
水・光属性の加護を持ち、
素材として使うことができそうだ。


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