いとし、いとし、という気持ち
アイラヴユーからはじまる関係
この夜に君に会えたら
夏を壊しにいこう
あなたの視線でころして
「ねえ、目を閉じて、私を見て」
あなたの言葉はいつも終わっている
憂いを知らない少女
私が聖女なら貴方は神ね
墜ちた静謐
転がした飴の味を忘れてしまった
夜の王者は薄くわらった
あの子の一七歳のお祝いに
貴方との愛は交わらない
ありふれた日曜の午後のように穏やかで悲しいキスをしよう
あなたの瞳に色はない
絶叫の弾丸
君は紅色を知らなくていい
底辺にいる君へ、頂上より愛を叫ぶ
かくれんぼの王様
たぶん、もう、戻れない。君は知っていて僕に囁いたんだね。
「したたかないきものなのよ」
獣よ、ひかりは沈んだ
「例えば」がきみを救うのならいくらでも生むわ
孵るには早過ぎた
しろいカラスはペンキを被った
ああ、吐き捨てた言葉は戻らない
エンドロールよ、永遠に
セーラー服の下には凶器で溢れている
楽園に逝きましょう