あぁお母さん怖いよぉー…いつ襲われるかっていう恐怖よりもこの夜道を一人歩きっていう…なんていうかね?霊的な?霊的な何かへの恐怖?うわーマジ怖ェ。
――ポチャン、
「ギャッ!」
(どうした!)
「あ、すんません。カエルに驚いただけです」
(ビビらせんじゃねェよクソ)
はいはいっていうか今の声原田隊長(ハゲ)の声だったな。クッソーあのハゲめ。今度見かけたらハゲ頭に落書きしてやる。
「もしもーし」
(こちら沖田)
「前方に人を発見いたしました」
(男か)
「男性ですけど…おじいちゃんですね。大丈夫だと思います」
(警戒しとけよ)
沖田隊長との無線を一度切って歩みを進める。すると、おじいちゃんに話しかけられました。
「お嬢さん、こんな時間に一人歩きは危ないよ、最近物騒だからねぇ」
「そうですね、気を付けます。ご忠告ありがとうございます」
「いくらこんな爺だからって安心しなさんな、」
「え?」
おじいさんとの会話に気を取られていると背後に人の気配がして、振り向く間もなく薬品をかがされた。やばい、意識が…っ…!
「誰か…っ」
(名前!?)
「ふく、ちょ…っ」
(おい!名前!)
「こんなもん持ってたって無駄だよ」
無線から聞こえる副長の声に何とか応えようとすれば、無線を奪われ傍にあった川に投げ捨てられた。
「この日が来るのを待っていました。真選組副長補佐さん、」
そう言って笑ったのはおじいさんなんかではなかった。意識が飛ぶ直前に見たのはニヤりと笑う若い男。変装してたのか…一生の不覚…。副長、ごめんなさい。
――ポチャン、
「ギャッ!」
(どうした!)
「あ、すんません。カエルに驚いただけです」
(ビビらせんじゃねェよクソ)
はいはいっていうか今の声原田隊長(ハゲ)の声だったな。クッソーあのハゲめ。今度見かけたらハゲ頭に落書きしてやる。
「もしもーし」
(こちら沖田)
「前方に人を発見いたしました」
(男か)
「男性ですけど…おじいちゃんですね。大丈夫だと思います」
(警戒しとけよ)
沖田隊長との無線を一度切って歩みを進める。すると、おじいちゃんに話しかけられました。
「お嬢さん、こんな時間に一人歩きは危ないよ、最近物騒だからねぇ」
「そうですね、気を付けます。ご忠告ありがとうございます」
「いくらこんな爺だからって安心しなさんな、」
「え?」
おじいさんとの会話に気を取られていると背後に人の気配がして、振り向く間もなく薬品をかがされた。やばい、意識が…っ…!
「誰か…っ」
(名前!?)
「ふく、ちょ…っ」
(おい!名前!)
「こんなもん持ってたって無駄だよ」
無線から聞こえる副長の声に何とか応えようとすれば、無線を奪われ傍にあった川に投げ捨てられた。
「この日が来るのを待っていました。真選組副長補佐さん、」
そう言って笑ったのはおじいさんなんかではなかった。意識が飛ぶ直前に見たのはニヤりと笑う若い男。変装してたのか…一生の不覚…。副長、ごめんなさい。