銀ちゃんと共に病院へ来てみると、真選組の隊士たちがたくさんいた。ひどく慌てた様子の局長と山崎、それに銀ちゃん同様に何故か血まみれの沖田隊長。…副長は?副長はどこなの?
「ぎ、銀ちゃん…副長は?副長はどこなの!」
「アイツ…一人で突っ走っちまって主犯の男と相打ちになったんだ。相手の男は死んだ。アイツは一命は取り留めたんだが…結構ひどい傷でだな、」
「主犯の男ってなに…?なんで副長が怪我したの?銀ちゃんと沖田隊長は何をしに行ったの!?教えて!」
「名前がヤられたって話聞いて土方さんが黙ってるわけねェだろィ。敵の情報集めてアジトに乗り込んだんでさァ。」
「なんで、なんのために、」
「んなの一つしかねェだろィ。野郎はお前を守ってやれなかったことを誰よりも悔んでた」
「あれは私のミスで!副長が悔しがる理由なんてなにも…!」
「お前のことが大切だからに決まってんだろ!野郎だけじゃねェ、俺だって万事屋の旦那だって、」
「名前が笑ってくれねェと俺らつらいんだわ」
どうして?私のために?…なんで隊長と銀ちゃんがそんな悲痛な顔をする必要があるの、
「名前、副長は今…」
「山崎、」
「え?」
「知ってたの?」
「知ってたって何を…」
「副長が敵のアジトに乗り込もうとしてたこと知ってたのかって聞いてんの!どうして止めてくれなかったの!どうして私に教えてくれなかったの…!」
「名前…」
「私のせいで副長が怪我したなんて…!悔んでも悔やみきれないじゃない…!」
山崎の胸ぐらを掴んでボロボロと涙を流す私の頭を撫でてくれたのは局長だった。
「アイツらがそんなこと企んでたなんてなぁ…気付けなかった俺の責任だよ。トシや総悟たちが怪我をしたのも俺の責任だ」
「違う、私があの時、」
「でも。知ってたら俺も一緒に行ってただろうな。俺にとっても…もちろん俺だけじゃない、他の隊士にとっても、真選組にとって名前は大切な存在なんだ。そんなお前がつらい思いしたんだ。仇を取ってやりたいと思うのは当然のことだ。」
「局長…っ」
「トシは尚更な。お前を一番大切に思っているだろうから、」
それから暫くして、手術中のランプが消えた。
「ぎ、銀ちゃん…副長は?副長はどこなの!」
「アイツ…一人で突っ走っちまって主犯の男と相打ちになったんだ。相手の男は死んだ。アイツは一命は取り留めたんだが…結構ひどい傷でだな、」
「主犯の男ってなに…?なんで副長が怪我したの?銀ちゃんと沖田隊長は何をしに行ったの!?教えて!」
「名前がヤられたって話聞いて土方さんが黙ってるわけねェだろィ。敵の情報集めてアジトに乗り込んだんでさァ。」
「なんで、なんのために、」
「んなの一つしかねェだろィ。野郎はお前を守ってやれなかったことを誰よりも悔んでた」
「あれは私のミスで!副長が悔しがる理由なんてなにも…!」
「お前のことが大切だからに決まってんだろ!野郎だけじゃねェ、俺だって万事屋の旦那だって、」
「名前が笑ってくれねェと俺らつらいんだわ」
どうして?私のために?…なんで隊長と銀ちゃんがそんな悲痛な顔をする必要があるの、
「名前、副長は今…」
「山崎、」
「え?」
「知ってたの?」
「知ってたって何を…」
「副長が敵のアジトに乗り込もうとしてたこと知ってたのかって聞いてんの!どうして止めてくれなかったの!どうして私に教えてくれなかったの…!」
「名前…」
「私のせいで副長が怪我したなんて…!悔んでも悔やみきれないじゃない…!」
山崎の胸ぐらを掴んでボロボロと涙を流す私の頭を撫でてくれたのは局長だった。
「アイツらがそんなこと企んでたなんてなぁ…気付けなかった俺の責任だよ。トシや総悟たちが怪我をしたのも俺の責任だ」
「違う、私があの時、」
「でも。知ってたら俺も一緒に行ってただろうな。俺にとっても…もちろん俺だけじゃない、他の隊士にとっても、真選組にとって名前は大切な存在なんだ。そんなお前がつらい思いしたんだ。仇を取ってやりたいと思うのは当然のことだ。」
「局長…っ」
「トシは尚更な。お前を一番大切に思っているだろうから、」
それから暫くして、手術中のランプが消えた。