「………」
「ねぇ、いい加減機嫌直してくんないかな?近藤さんも悲しいんだけど」
私は只今絶賛ふて腐れ中であります。一緒に市中見回りに行く予定だったのに副長に置いていかれたから、ゴリ…じゃなくて近藤さんと二人で縁側でお留守番中です。
「今ゴリラって言いかけたよね?あれ、おかしいな…涙出そうなんだけど」
「勝手に泣いてれば良いじゃないですか」
「辛辣!…そんなに怒んないでよ、ね?トシだって名前が嫌いで置いて行ったんじゃないんだから」
じゃあ何で…?今まで嫌がっても置いていかれることなかったのに…ついに本気で私のこと嫌いになったとか?…副長に嫌われたら生きていけない…。
「余計な不安を煽ることになるだろうからと思って言わなかったんだが…最近、真選組の管轄内で婦女暴行事件が起こったんだ」
「え?初耳」
「被害件数はまだ少ないんだが…狙われたのは若くて黒髪で細身の女性ばかりでだな、」
「それと私が置いていかれる理由がどう繋がるんです?」
「名前にも当てはまるだろ?トシも、もしものことがあった時のことを考えて連れて行かなかったんだと思うよ」
え、副長が私を心配して…?好き、やばい。
「でも…置いていかれるのはやだ」
「トシの気持ちもわかってやってくれ。アイツも何だかんだで名前が心配なんだよ」
「…はーい」
「それにしても、名前は本当にトシが好きなんだな」
「もちろんです!好きとかいう次元じゃないですね。もう愛みたいな」
「恋する瞳は美しい!俺にはわかるぞ!ハッハッハー!!名前見てたらお妙さんに会いたくなってきた!」
会いに行った暁には帰って来れないと思いますが 。
「さぁて、行ってくるとしよう!」
「迎えには行きませんからね」
「大丈夫大丈夫」
「いってらぁー」
局長、またボコボコにやられて帰ってくるんだろうな…。副長がお迎えに行く破目になるんだからやめてほしいもんである。副長の仕事を増やさないで欲しいよまったく。副長早く帰ってこないかな。
「ねぇ、いい加減機嫌直してくんないかな?近藤さんも悲しいんだけど」
私は只今絶賛ふて腐れ中であります。一緒に市中見回りに行く予定だったのに副長に置いていかれたから、ゴリ…じゃなくて近藤さんと二人で縁側でお留守番中です。
「今ゴリラって言いかけたよね?あれ、おかしいな…涙出そうなんだけど」
「勝手に泣いてれば良いじゃないですか」
「辛辣!…そんなに怒んないでよ、ね?トシだって名前が嫌いで置いて行ったんじゃないんだから」
じゃあ何で…?今まで嫌がっても置いていかれることなかったのに…ついに本気で私のこと嫌いになったとか?…副長に嫌われたら生きていけない…。
「余計な不安を煽ることになるだろうからと思って言わなかったんだが…最近、真選組の管轄内で婦女暴行事件が起こったんだ」
「え?初耳」
「被害件数はまだ少ないんだが…狙われたのは若くて黒髪で細身の女性ばかりでだな、」
「それと私が置いていかれる理由がどう繋がるんです?」
「名前にも当てはまるだろ?トシも、もしものことがあった時のことを考えて連れて行かなかったんだと思うよ」
え、副長が私を心配して…?好き、やばい。
「でも…置いていかれるのはやだ」
「トシの気持ちもわかってやってくれ。アイツも何だかんだで名前が心配なんだよ」
「…はーい」
「それにしても、名前は本当にトシが好きなんだな」
「もちろんです!好きとかいう次元じゃないですね。もう愛みたいな」
「恋する瞳は美しい!俺にはわかるぞ!ハッハッハー!!名前見てたらお妙さんに会いたくなってきた!」
会いに行った暁には帰って来れないと思いますが 。
「さぁて、行ってくるとしよう!」
「迎えには行きませんからね」
「大丈夫大丈夫」
「いってらぁー」
局長、またボコボコにやられて帰ってくるんだろうな…。副長がお迎えに行く破目になるんだからやめてほしいもんである。副長の仕事を増やさないで欲しいよまったく。副長早く帰ってこないかな。