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君をおかわり(R18)

寺子屋に居る頃からこうやって隣に並んで、大人になった今は毎日のようにセックスをして。幼馴染から恋人になったはずなのにあの馬鹿は決定的な一言を言ってくれる気配はなくて。

「名前…っ…」
「ぎん、っちゃ…あんっ…だめ!」
「イ、けよ…っ…」
「あっあっ…アァんっ」

普段はちゃらんぽらんしてるクセに避妊だけはしっかりする銀時。順番だけは間違えたらいけねェと言うけれど…。守るべき順番の為の次の手順はなに?

銀時はゴムの口をしっかり縛ってゴミ箱へ捨てるとティッシュを持って戻って来て私の体を丁寧に拭く。…愛されてる、それはわかっている。だけどなんだか寂しくて、もっと繋がっていたくて。すっかり萎えてしまった銀時のものを撫でると、銀時は驚いたように顔をあげた。

「もう一回、ね?」
「どうしたの」
「中に出していいから、お願い」
「俺は良いけど…お前は良いの?」

いいに決まってる。出来ることなら次に進みたい。
毎回毎回役目を果たせずに捨てられるばかりの銀時の精液を見るのはつらい。…どうせなら私の中で一つの命を作るために役に立ってほしい、

「あんま可愛いこと言うな…銀さんもうビンビンなんですけど」
「興奮、した?」
「名前を見るだけで興奮するっつーの、銀さんは」
「じゃあもっともっと抱いてよ」
「あぁ、今のセリフ後悔すんなよ?」

自分でもはしたなく濡れているのがわかる。こんな私を見ても淫乱だとは思わないんだろうか、

「俺が欲しくて濡れてんだろ?」
「銀時、大好き…あんっ」
「おー可愛い声」
「もっと‥、奥までっ」
「そうだな、今日は思いっきり中に出してやるから」
「欲しいのっ…あぅ…んん」

グチュグチュと銀時と私が繋がった部分から卑猥な音がする。今日は、今日だけはわがままを聞いてほしい。銀時の精子と私の卵子が一つの形になってくれたら、こんなにも嬉しいことはないんだもの。

「イく、っ…あんっあっ」
「俺もっ出そうだ…!」
「中に、だして、ああっ!」
「ぅ…くっ…あぁ!」

…初めての感覚だった、銀時の熱が私の中に放たれて、それは凄く熱くて、心地いい。

「はぁはぁはぁ…っ」
「やっべ…名前の中…気持ちよすぎる…」
「銀時の、いっぱい…流れてきて…」
「ガキが出来ちまったかもしんねぇな」
「…困る…?」
「そうだなぁー…ガキが出来たら毎日セックス出来ねェもんな…そりゃちょっとだけ困る」
「じゃあ毎日口でしてあげる」
「それもそれで興奮するな、でもガキは…いつか欲しいと思ってた」
「銀時と私の?」
「あぁ…タイミングが分からなかっただけだ。俺お前以外と結婚とかするつもりなかったしな、」

“ガキの頃から”と笑った銀時。銀時の口からそんな嬉しい話が聞けるとは思わなかった。…これからは銀時の精子を私は中で受け止めることが出来る、それだけのことなのにこんなに嬉しいなんて…私は銀時に依存し過ぎている。


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