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BLコンテスト・グランプリ作品
「見えない臓器の名前は」
- ナノ -

ラブチョリス

※下品、会話文のみ。四十巻ネタバレ。


「名前〜、それ何やってんの」
「ゲーム。」
「せっかく一週間ぶりに銀さんに会ったのにゲームって、」
「その会えなかった一週間バーチャル彼女に夢中だったのは誰よ。あー左之さんカッコいい」
「は?ちょ、左之って誰だ」
「原田左之助さん」
「だから誰だソレェェェェ!!」
「ちょっとウルサイ。うわー千鶴ちゃん押し倒されちゃって…羨ましい、」
「はぁぁぁ!?何ゲーム相手にムラムラしてんの!?」
「バーチャル彼女とラブホにチェックインしたやつに言われたくないわよ!ピン子相手にビンビンにしちゃって!私相手でも勃たない時があったくせに」
「ちょ、あれはドライバーだったからだろ!今回のは新八のために仕方なくだな…!しかも名前はピン子でも顔は違うから!顔は俺の理想の彼女だから!」
「へー…私と全然顔違ったのにね。あれが理想なんだ、至らない彼女でごめんね」
「ちっげーよ!俺は名前じゃないとダメなの!何で今日そんなケンカ腰ぃぃ!?」

「…はぁ、もう疲れた」
「え?」
「二次元への扉はどこにあるんだろう」
「名前ちゃん?」
「ピン子に会いに行ってこようかな」
「なにゆえ?」
「……どうやったら銀ちゃんが夢中になってくれるか聞いてみたいから」
「(キュン、)名前…!お前バカだろ、銀さんすでにお前しか見えてないからね?二次元の彼女なんていらねェし俺には名前がいればそれだけで良いから」
「…ばか」
「名前以外興味ねェ。名前以外の女見ても勃たねェ」
「でも左之さんが本当にいたら抱かれてみたいかも」
「おいぃぃぃぃ!」


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