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今日は副長と共に市中見回りでございます。幸せ。
私も一応副長補佐ということで帯刀してはいるものの、刀なんてほとんど使えません。まあ、攘夷浪士襲ってきても土方さんが助けてくれるので多分大丈夫だと思います。

「最近平和ですね」

「そうだな」

「刀なんていらないような」

「大体お前は市中見回りなんざしなくて良いんだよ」

「え!だって副長が見回り行くのに私が行かないわけ無いじゃないですか!一緒に居る時間が減っちゃう…」

「俺はその方が有り難ェ」

「もう。素直じゃないんだから〜」

「俺は今まで自分に素直に生きてきたつもりだが」

「そんなこと言って私が居なかったら寂しいくせに」

「その口叩き斬ってやろうか。大体刀使えねェくせに見回りして意味あんのかよ」

「副長と一緒に居ることに意味があります!」

「そういうこと言ってんじゃなくて…俺がお前を助けられなかったらどうすんだって言ってんだよ」

「副長私の身を案じてくれてるんですか?」

「…お前になんかあったら俺がとっつぁんに殺されるだろうが」

「あ…そういうこと」

「そういうことだ」

「とか言って本当は私が心配なんでしょ?もう副長ったら、あべしっ!」

「うぜェ」

「いひゃいっ!舌噛んだ!」

調子に乗ってたら副長の拳骨が振り下ろされました。きっと副長は沖田隊長と同じくらいのドSなんだと思います。知ってたけど。