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今日は沖田くんと町に出てみた。土方くんからの許可は降りてないけど、見回りという名のサボリに出かける沖田くんに誘われたから一緒に行くことにした。

「どっちの世界に居ても沖田くんってやってること変わらないね」
「例えば」
「何もかもサボること前提だったりやる気ないかと思えば土方くん抹殺に命かけてたり」
「へー。俺はナマエのいた所でも土方さんと仲悪かったんですねィ」
「きっと仲は良いんだと思うけどね。私と土方くんのデートの邪魔ばっかりしていつも怒られてたけど」
「あんたは何で土方さんと付き合ってんですかィ?」
「んー、なんでだろうね。いつの間にか好きになってたからなあ」
「ふーん」
「沖田くんは神楽ちゃんと仲良かったよ。付き合ってないの?」
「は!?誰があんなチャイナと!」
「あ、そんな感じなんだ」
「アイツはいけ好かねェやつでィ」
「お似合いだと思ったんだけどなー」
「冗談よしやがれ殺すぞ」
「はいすみませんでした」

このあと土方くんからお怒りの電話があるまで散策は続いた。時代劇みたいな町並みで楽しいなあ。これはこれで修学旅行みたいで楽しい。屯所に戻ると鬼のような形相の土方くんからゲンコツされた。勝手に出歩くんじゃねェ!って。誘ったのは沖田くんだもんねー!!


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