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一日目終了。
1位セイバートゥース:20P
2位レイヴンテイル:18P
3位ラミアスケイル:16P
4位ブルーペガサス:14P
5位マーメイドヒール:3P
6位クワトロケルベロス:2P
7位フェアリーテイルB:1P
8位フェアリーテイルA:0P
以上の結果で終えた一日目。
この結果にもかかわらず、フェアリーテイルはある酒場で宴会が行われていた。
「このギルド、本当に最下位なんだよな?」
そう思わせるほどに騒ぐギルド。まるで自分たちが1位だと思わせるほどの騒ぎようだった。
『……。』
ひとり隅で水を飲むハル。アイスは離れた場所から心配そうに彼女を眺める。
ルーシィとフレアの戦いの最中、確かに感じたルーシィの膨大な魔力。しかしそれは一瞬でかき消された。
『レイヴン…。』
ぐっとグラスを握り締める。
「何やってんだーいvハルちゃーん?」
『カナ…くさっ!』
相変わらず酒のにおいをぷんぷんとさせるカナに肩を組まれ鼻を抑える。
「呑んでんの〜?」
『の、のんでるよ!』
「ま〜た水なんか飲んじゃってェ!ほら、これやるから一気にいきな!」
『ちょっ…っ!?』
一升瓶をハルの口へと無理やり入れる。次々と減っていく酒は、あっという間に空っぽになっていた。
「な、ナツ…。」
「んぁ?どーした、アイス。」
ふわふわと飛んできたアイスは、ナツの肩にちょこんと掴まる。
「ハルが…。」
「……?」
アイスの指差す方を見れば、満面の笑みを浮かべ歩み寄ってくるハルの姿。
「ハルがどうしたんだよ?」
「……おかしいんだ。」
「おかしい…?」
『ナーツv』
ハルに呼ばれ返事をすれば、少女はへらっと嬉しそうに笑う。
『だきついていい…?』
「……ぶっ!!?」
思わず吹き出すナツの顔はかぁっと赤くなる。ぴとりと抱きつくハルに、身動きが取れなくなってしまった。
『あったかぁいvv』
「な、なにが…っ!さ、酒くせぇぞ!?」
ハルからするアルコールのにおい。普段水しか飲まない彼女からするはずのないにおいに、原因を作ったであろう酔っ払いを睨みつけた。
「カナ!てめぇだろ!」
ナツの訴えも虚しく、彼女は彼女で豪快に酒を飲み干していた。
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