「…み、和実…」
「…にいちゃん?」

夜、兄の呼ぶ声で目が覚めた。
眠い目を擦りつつ兄を見ると、股間を押さえてもじもじしていた。…なんだ、そういうこと。

「どうしたの、おしっこいきたくなっちゃった?」
「うん…。和実ぃ…おトイレ、つれてって…」

そういって甘えるように体を擦り付けてくる。…かわいい。
僕はにっこり笑って頭を撫でてやる。

「いいよ、ついておいで…」





便器の前に立つと、僕は兄ちゃんのズボンを脱がしてやる。だるだるのスウェットだから下にずらすだけで簡単に脱げてしまう。
下着からペニスを取り出してそれを支えた。兄ちゃんのは萎えた状態でもかなり大きくて、僕の手には余るほどだ。

「んぁ…かずみ…!もれちゃ、もれちゃうよ…!」
「我慢して。漏らしたらお仕置きだからね」
「やぁん…!おねが、ださせて…っ」
「だーめ」

僕はぎゅっとペニスの根元を握っておしっこが勝手に出てしまわないようにした。そして、兄ちゃんのペニスをいじる。
先っぽをくりくりといじってやるだけでゆるゆると勃起し始め、透明な先走りを滲ませる。全く、兄ちゃんは耐え症が無い。

「兄ちゃん?これ、なぁに?おしっこじゃないものが出てきちゃってるよ」
「んっ、ああっ、やぁ…。あんっ!」
「きもちい?おしっこ我慢しながらペニスいじられて勃たせるなんて、変態だねえ」
「あっ、や、ちがうっ…」

ちがうちがうと言いながら、更に快楽を得ようと兄ちゃんは腰をゆらめかせている。顔を覗き込むと目は涙で潤み、頬はぴんくに色づいてすっごくかわいかった。
普段はバイクをぶんぶんいわせて走ったり、たくさんの仲間といろんな人に暴力を振るったりしてとっても怖いけど、こういうときの兄ちゃんは本当にかわいい。

「和実ッ…!ね、出させて、も…だめなの…ああっ、あっ、お願いぃ!」
「え、なにを?」
「あぅ、んっ、ど、どっちも…、どっちも、だしたいぃっ!!」
「全く…兄ちゃんたら、欲張りすぎだよ。…でも今日だけ特別。可愛くおねだりできたらだしてもいいよ」
「んぁっ、か、かずみぃ、…おねがい…おしっこださせて…」
「不合格。全然可愛くないよ」

僕はもっと兄ちゃんにかわいくなってほしいんだ。
そんな願いをこめて、ペニスを握る力をさらに強くする。あぎっ、とか苦しそうな声をだしたけど、やっぱり体は悦んでるみたい。ぴゅくぴゅくと先走りが飛び出して僕の手をぬらした。

「ほら、早く言わないとこのまま握りつぶしちゃうよ?僕を失望させないで、兄ちゃん」
「あ゛っ…!!あ、に、兄ちゃんの、ああっ!耐え性の、ないっ、ばかちんぽ、んぁっ!、から、おひっこ、…黄色いおひっこ、も、あっ、白いおひっこも、ださせてえぇえええっ!!あ゛ーっ!!かずみいいっ、おね、おねが…!!」
「いいよ…ほら、出して。弟の僕の前で兄ちゃんの恥ずかしい姿、見せてみて?」
「あ、やあっ、も、らめぇ…!かずみっ、かずみっ…!!でる、おしっこ、もれちゃう…兄ちゃんのおしっこ見てえええっ!!!!」

僕が手を離した瞬間にじょぼじょぼと音を立てて、ペニスからおしっこが飛び出した。勢いよく弧を描いて飛び出すそれは、便器に収まりきらずにそこらここらに飛び跳ねた。
兄ちゃんはよほど我慢していたらしく…というか僕がさせたんだけど、なかなかおしっこは止まらなかった。
ようやくおしっこが終わる頃になって、僕がゆるゆると兄ちゃんのペニスを抜いてあげると、びくびくと痙攣して精液を漏らした。

「あっ、あん…」
「あーあ、兄ちゃん…こんなに汚しちゃって。これ、誰が掃除すると思ってるの?」
「ごめんなさ…、お、おれぇ…おれ、ちゃんとおしっこできない…悪い子…。ね、かずみぃ…おれに、おしおき、して…?」


やっぱ兄ちゃん、かわいい。






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