穴の中にて

原作:死体安置所にて を元にしてます。捏造、ご都合主義設定があります。
箇条書きにしてますので見辛いでしょうがご容赦を。

推奨技能は戦闘技能。
〈精神分析〉もあれば良いが、〈説得〉〈言いくるめ〉、またはリアル説得で何とかなるかも(KP判断で)

【ネタバレ】
探索者が迷い混んだのは小さな丘の横っ腹を掘って作られた死体安置所。
小男は葬儀屋のジョージ・バーチです。

バーチは安置所に置かれた死体を墓に葬る為に赴くが、強風と壊れた掛け金(鍵)の所為で閉じ込められる。
なんやかんやあって抜け出すが、バーチの両足には噛み傷としか思えないような傷が神経にまで到達していた。
それは小さめの棺桶に入れられた執念深い悪魔の権化と言われたアサフ・ソーヤーの死体によるものだった。

という感じのストーリーです。
探索者はそこに放り込まれます。
なんでそんなことになったんだって?
きっと何か不思議な力が働いたんでしょうね←


【導入】
時代設定は決めてません。現在からトリップしたのもよし、原作通り1881年でもよし。
貴方は旅行者です。
貴方はペッグ・ヴァレー村を散策中に突然目眩に襲われます。そして気が付くと貴方は暗い室内?で倒れていました。

気が付くと、先ずあなたの下に何か柔らかいものがあることに気が付きます。
薄明かりの中でよく見れば、背の低めな男性だとわかります。ただし貴方の下敷きになった所為なのか気絶しており、ちょっとやそっとじゃ起きそうもありません。
周囲を見渡せば、室内は丸く型どられた狭い部屋だとわかります。しかし壁の燭台に灯された蝋燭の光りは頼りなく、室内がどうなっているかはわかりません。
蝋燭を手に取っての探索となります。

【壁】
煉瓦造りです。地中にあるため(探索者にはヒミツ)、湿っています。
小男が倒れていた位置の壁には鉄扉があります。しかし開きません。
煉瓦壁への〈聞き耳〉はなにも聞こえません。

【扉】
鉄製です。鍵が掛かっている…というか、掛け金が壊れているので開きません。
扉への〈聞き耳〉の成功・失敗ともに、馬の鳴き声と強い風の音しか聞こえません。人の声や気配、足音は一切無いでしょう。
〈目星〉で、扉の上に小さな明かり取り窓があることに気が付きます。が、高い位置にある為、梯子でもなければ届かないでしょう。

【天井】
小さな換気孔があります。
ただし外は暗く、月も雲に覆われているため光は届かないし地上から離れてる為、ここから地上に出るのは難しいでしょう。

【室内】
換気孔を中心に、8つの細長いが、それぞれサイズがまちまちの大きな箱が円を描くように並べられています。
それは棺桶であり、中には老若男女の死体が入れられています。

扉の向かい側の壁には道具が散乱しています。ナイフ、のこぎり、木片、釘、ランタン、煉瓦数個…等の大工道具です。
ランタンに蝋燭を入れれば多少の衝撃でも火は消えないでしょう。入れない場合、何処からともなく吹いてきた風に火が消されることもあり得ます。

【小男】
中年になりかけの運動不足の肥満体の男。
気絶してる彼の手にはハンマーが握られています。また衣服を探ると英語で書かれたメモを見つけます。
母国語や技能に英語あるなら読めるでしょうが、そうでない場合はなんとなく人の名前が書かれてる程度にしかわかりません。
メモには
『マシュー ・フェナー…扉から6時
アサフ・ソーヤー…扉から12時』
等、他6名の棺桶の位置メモです(名前は適当に考えてください)

【棺桶】
扉側を12時として見て、
12時、1時、2時、4時、6時、8時、9時、10時、の方向に棺桶は置かれています。
開けて死体を見てしまえばSANチェック→0/1D3。

12時の棺桶を〈目星〉すると傷物であることがわかります。また、影になった位置にのみがあることに気付きます。

6時の棺桶を〈目星〉すると、並べられている棺桶の中では一番頑丈そうで立派なことに気付きます。

12時と6時をそれぞれ見ておくと、2つの棺桶の形が似ていることに気付くでしょう。
他の棺桶はフェイクみたいなものです。

【蝋燭】
燭台に刺された蝋燭は10本ありますが、長さがまちまちです。KP判断で蝋燭の長さを加減して、時間経過を伝えてください。
蝋燭が全て無くなるとロスト(暗闇の中で遺体が起き上がり、探索者を殺す。デッドエンド)です。

【小男A】
蝋燭を1、2本消費したところで小男が目覚めます。
しかし貴方の姿を見た瞬間、恐怖心から叫び、暴れ出すでしょう。
ハンマーを取っていれば叫んで逃げ回るだけですが、ハンマーを取っていなければ殺すつもりで襲ってきます。KP判断で探索者の能力値と折り合いをつけてください。うっかり殺してしまえばロスト(気が付くと外の世界にいるが衣服は真っ赤に染まっており、周囲の人に驚かれ、警察を呼ばれる。何らかの事件の犯人に仕立てあげられ、逮捕エンド)

小男を落ち着かせることに成功すれば、小男の名前がジョージ・バーチといい、ここがペッグ・ヴァレー墓地の死体安置所だとわかります。
バーチは「ここには俺しか居なかった筈だ。あんたは何処から入ってきたんだ?」と脱出の希望に目を輝かせますが、探索者の話を聞いてがっかり。
そして探索者に対して「何者だろう。埋葬品目的の墓荒らしだろうか。とにかく怪しい奴だ」と、疑心暗鬼を抱くでしょう。
バーチの探索者への好感度はMAX10で、現在は4です。0になると強制バットエンド(協力することができず、ついカッとなったバーチに殺されます。何れかの棺桶と一緒に埋葬されるでしょう)です。ここから上がるか下がるかでエンドが決まります。

【バーチとの協力】
バーチとの会話(英語力が無い人は身ぶりやなんかで)で、明かり取り窓からの脱出を試みようとする二人。
バーチは棺桶を積み重ねて階段を作るように指示してきます。
他に案があれば採用してもいいですが、案によってはバーチの好感度が上がったり下がったりします(KP判断で)
バーチはとにかく、へまでのろまで鈍感でまめで乱雑な男(原作参考)なので、棺の扱いが雑です。注意すると探索者に対して好感度が下がります。

バーチは一番下に棺を三つ、上に二個ずつ二段、一番上に一番頑丈な一つ乗せて足掛かりの台とすることで予定の高さになると言う(原作参考)ので、バーチの指示で棺桶を運びます。

ここでメモを見ていれば、一番上にするべき棺桶(6時にあった頑丈なもの)を一番下に持っていっている事に気が付きます。
失敗していても、一番上に置いた棺を〈目星〉させ、成功によって傷があることを気付かせます。

バーチに棺が逆であることを教えると、最初は自分の目に自信があったので疑ったものの、間違っていることに気付き、探索者を見直して好感度が上がります。ただし教え方の印象が悪ければ好感度は下がるので注意。
食料を持っており、バーチに分け与えると好感度が上がります。酒があると結構上がります。ただし「欲しいか?」などの上から目線だと受け取るものの下がります。
交代を促すと上がります。
交代を渋ると下がります。
好感度数値、好感度上下のタイミングはKP判断でどうぞ。

時間をかけて順調に穴が広がっていきます。この時探索者に〈聞き耳〉を振らせてください。
成功すれば、棺がミシミシ、と不穏な音を立てている事に気が付きます。その事をバーチに伝えようとする前に彼が下りてきて、大分汗だくのくたくたになった様子で腰を下ろし、交代だと言わんばかりに探索者にのみとハンマーを渡してきます。穴はもう一押しと言ったところでしょう。

受け取ったその時、突如一つの棺が開け放たれて、中から死体が起き上がり、二人に襲い掛かってきます。SANチェック→1/1D10。

【戦闘】
死体は足首を切り落とされた死体であるため、DEXは遅めです。が、四つ足の獣のように這いながら二人…主にバーチを襲います。
追い詰められたバーチに襲い掛かる死体。
探索者は恐らく
@バーチを助ける為に死体と戦って倒す
A穴を広げて脱出口を作って一人逃げ出す 
Bバーチを助けて一緒に逃げ出す
の何れかを考えるでしょう。

ただし好感度が1〜4だと、助けてようとしてもバーチは探索者を犠牲にして逃げ出します。
5〜7だと怯えてますがどうしたらいいか迷い立ち竦んでしまいます。うまくいけば協力を仰げますが、失敗すれば…。
8〜10だとバーチは進んで探索者と協力します。

【戦闘(又は穴を潜り抜けた先で)終了後】
バーチは、遺体がアサフ・ソーヤーだと言い、棺の大きさに合わせるために自分が足を切断したと白状します。アサフ・ソーヤーは執念深い男だったけどまさかここまでとは…とおののきつつ、罪の意識を感じ、葬儀屋を止めると告げます。
そして二人は横穴から脱出します。


【脱出後の結末】
探索者の設定や行動によって、KPのご想像にお任せします!





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