「オニキス、この間はチョコレートありがとう。」

「わぁ…!ありがとうアレルヤ!」

穏やかな微笑みと共に手渡されたのは、可愛く包装されたピンク色の紙包み。

「これ、アレルヤが作ったの!?」

包みを開いて中を覗き、オニキスは感嘆の声を上げてアレルヤを見上げた。入っていたのは何種類かのクッキー。どれもこのまま店に並べても遜色が無いくらいの出来栄えだ。

「口に合うかわからないけど…」

「どうしよう、凄く嬉しい!」

頬を紅潮させて自分を見上げるオニキスの頭を、アレルヤは髪の流れに添って優しく撫でてやる。

「オニキス、この後暇かい?」

まだ感動冷めやらぬといった表情で、オニキスはこくりと頷く。

「よかったら、僕の部屋でお茶でもどうかな?味の感想も聞きたいし、ね。」

「うんっ!」





りクッキー

感謝の気持ちと、愛を込めて。











20080314



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