Rocky and Funny!! | ナノ






定春の散歩をすまし、スナックお登勢の戸を開けるとキャサリンとお登勢さんがいた。私はキャサリンの隣に座るとひとつ、息を吐いた。

「散歩に行っただけなのに酷い疲れようだね」
『普通の犬じゃないもん。間違ったら私が散歩されてる側になっちゃうよ』
「無理に付き合うことないんだよ。さ、今のうちに家賃回収しに行こうかね」

お登勢さんはそう言うと私にお茶と団子を出してくれ、2階へと上がっていった。





『何か面白いテレビやってない?』
「ヘンナペットノグランプリガ今カラハジマリマス」
『変なペット?へ〜定春も出れるんじゃない?』






「ただいま」


するとさっき出たばかりなのにすぐお登勢さんが戻ってきた。そして浮かない顔。

『あれ、もう帰ってきたの?』
「オ帰リナサイ。ドウデシタオ登勢サン」
「逃げやがったよアイツら。ったく回収の度に逃げまわりやがって。見つけたらボコボコにしてやるよ」
『こんな事なら私がボコボコにしとけば良かった』




「オ登勢サンなまえサンアレアレ」
「うるせーな。またムショにブチこまれてーのか。あん!?ったくよォ…」
『お、お登勢さん…八つ当たりだよソレ』
「見テ見テ、テレビ!」

キャサリンにそう言われ私とお登勢さんがテレビに視線を映すと変てこペットグランプリに銀ちゃんたちが映っていた。






×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -