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「気持ち悪くない!エリザベスだ」
『ネーミングださっ(ぼそっ)』
「ださくない!」
『あ、スンマセン』
「単体で見るとそーでもねーがお前とセットになると気持ちワリーよ。っていうかお前が気持ち悪い!」
『ちょっと銀ちゃん。桂さんは間違っても気持ち悪くないよ。男前なんだよ』
「お前まだ言ってんのかよ」
なんでも桂さんの隣にいるペット(?)は坂本さんという人がおいていったらしい。それからというもの飼っているとのこと。
「オメー地球外生物は嫌いじゃなかったか?」
「こんな思想も何もない者をどう嫌いになれというんだ。それに…結構カワイイだろう?」
「『……』」
桂さんはそう言うとエリザベスと河川敷まで向かっていった。そんな桂さん達に残された私と銀ちゃんは唖然と立ち尽くしていた。
「…なまえ、お前はあんなヅラでも男前だと思うのか?よく考えてみろ」
『…わからなくなってきた』