Rocky and Funny!! | ナノ






完全に酔っ払っている銀ちゃんは木を切り倒し、土方さんは定春に叫び散らしていた。

「…お互い妙な上司がいて大変ですね」
『本当ですね』
「一緒に飲みましょーか」
『さ、新八くん行こう』

私たちは別の場所に敷物を敷き直し、お妙さんと他真選組の人達と花見を再開した。







花見もお開きといった頃、片付けをしていざ帰ろうとすると、酔っ払いの二人がいないことに気がついた。

『あれ、銀ちゃんと土方さんは?』
「…そういえば」
『もー酔っ払いってホント…私探してくるんで先に帰ってて下さい』
「え、でも酔っ払い二人はキツイよ。俺も行くよ」
『大丈夫ですよ。無理矢理にでも歩かして帰らせますから。そのかわり後片付けお願いします』


「…なまえちゃんてお母さんみたいだね」
「ホント…銀さんより大人に見えますよ」








私は銀ちゃんと土方さんを探しに桜が咲いた場所から離れ公園を一通り回ることにした。(いないなァ…)きょろきょろと見回し探すがなかなか見つからない。少し喉が渇いてきた。私は公園から出てすぐの自販機に向かった。

『…何してんだ』

すると自販機の屋根の上に土方さんと、自販機の取り出し口に銀ちゃんが突っ込んでいたのを発見した。






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