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「ハーイ、お弁当ですよー」



4月。季節は春。春といえば花見。私は新八くんとお妙さんに誘われ銀ちゃんたちと公園に花見をしに来ていた。

「ワリーな。姉弟水入らずのとこ邪魔しちまって」
「いいのよ〜。二人で花見なんてしても寂しいもの。ねェ新ちゃん?」
『お弁当まで用意してもらって…』
「いいのよ。さっお食べになって!」


「じゃ、遠慮なく…」


私たちはワクワクしながらお弁当の蓋を開けた。すると、中には真っ黒い何かの物体が入っていた。

「なんですかコレは?アート?」
『流石お妙さん。斬新なアートだなァ〜。でも何で弁当箱の中にアート?』
「私卵焼きしかつくれないの〜」
『…あっ卵焼きかー完成度高いですねー流石お妙さん』
「なまえお前棒読みだぞ。っつーかコレはどー見ても卵焼きじゃねーよ」
「いいから男は黙って食え」

にっこりと笑ったお妙さんに顔を引き攣らせた。だが銀ちゃんは素直に反応すると無理矢理卵焼きだという物体を口に詰め込まれていた。それを見た私と神楽ちゃんは顔を見合わせて覚悟した。


「これを食べないと私は死ぬんだ…」
『これを食べないと私は死ぬんだ…』
「暗示かけてまで食わんでいいわ!やめときなって!僕のように目が悪くなるよ!」






「ガハハハ、全くしょーがない奴らだな。どれ、俺が食べてやるから。このタッパーに入れておきなさい」






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