Rocky and Funny!! | ナノ






ぐぎゅるるるるるる。



場所はとあるファミリーレストラン。物凄い腹の音を鳴らしたのは銀ちゃん、神楽ちゃん、新八くん。そして私の目の前にはそれぞれの大好物である食べ物が置かれていた。そして、私が男前だと絶賛する桂さんが目の前に座っていた。

「どうした?食べんのか。金の事は気にするな、今日は俺がもつ」




「………手ェつけるんじゃねーぞてめーら」
『別に食べたらいいじゃんか〜』
「ダメだ。このツラは何か企んでるツラだ。またロクでもねー話持ちかけにきたツラだよこりゃ」
「邪推はよすがいい」






時は数時間前に遡る。
私がスナックお登勢のカウンターに座りテレビを見ていると突然(男前の)桂さんがやってきて一緒に来てほしいと銀ちゃん達と共にこちらへ連れて来られたのだ。そしてどこから情報を得たのだろうか、桂さんは私達の大好物である食べ物を頼み、食べろと促した。だが銀ちゃんは用心深く、一向に食べようとはせず、今に至る。

『ね、私は万事屋じゃないし食べて良い?』
「ダメだ。絶対ェ連帯責任だとか言われるに決まってやがる」
『え〜』
「邪推はよせと言ってるだろう」
『ホラァ、男前の桂さんもそう言ってるじゃないの』
「なまえさんは黙ってて下さい」
『!(新八くんまで眼鏡のくせに生意気な…!)』
「幾ら腹減ってたってねェ、食べ物で釣られる程僕ら安かないですよ。甘かったですね、桂さん」

新八くんはそう言うと、どや顔で桂さんを見た。



「ホントに甘ェーよ。このチョコとろけそーだよ」
「すいませーん!!おかわりいいですか!?」
『アレ?新八くん食べないの?冷めるよ』



「……」






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