7 神楽 side
「問題は二人だ。まァ、ツラはイイとしてスタイルだ。これはヒロインたるからにはボン!キュッ!ボン!出るトコ出て締まるトコは締まったエロい身体がイイ。それでだ。二人を見比べたところ…」
マダオは二人の身体を下から順に見ていく。
ボン!
キュッ!
「ボォォォォン!!!」
ガゴッ!!
ガシャァアアン!!
『ちょっと長谷川さん。お店壊さないで』
マダオは姉御に殴り飛ばされ店の戸を破り飛んで行ってしまった。それを見た銀ちゃんは酔いが覚めたのか冷や汗を大量に掻き出した。新八は寝ていてしまっていて、マダオは気絶してしまって進行は銀ちゃんしかいなくなってしまった。
「……二人とも合格。最後は…あの…あれ…性格だっけ?あの…でも二人とも完璧だから…勝負つかないな〜コレ」
ゆっくりと歩み寄ってくる二人に銀ちゃんは焦りながら言葉を発する。
「決着つけるアルァーコルァー」
「コレはあなた達が言い出した事でしょメガネバッズーカー」
「しっ新八くん…。起きて新八くん。性格は君が提案したんだから君が審査して」
銀ちゃんはどうしようもなく、寝ていた新八を揺り起こす。新八は寝ぼけながらも顔を上げた。
「んーーー……ヒロイン?ヒロインは…」
新八の声に二人は瞳孔を開き顔を近づける。
二人とも怖すぎるアル。
「お通ちゃん。お通ちゃんがいいれす」
寝ぼけ酔った新八の出した答えは恐れ多いものだった。
「「……」」
二人はそんな新八にお互いに顔を見合わせた。